幼少期〜少年期
第三話 -サクラ組の思い出-
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じゃない!!?これ、あの子が一人で作ったって言ってたわよね?」
「ああ、あの歳でこれだ。このまま成長したらどんな傑物になるか。新一もすごい友達ができたもんだ」
彼にどんな影響を受けてどんな成長をするのか、わが息子ながら将来が楽しみだよと優作はつぶやくと静かに笑った。
工藤邸に行って三日後。いつものように保育園に行った。今日はあいにくの空模様で外で遊べず室内で遊ぶこと中心になりそうだ。今日の江舟先生は……ああ、これはやばいな。あれは確実に何かやらかす顔だ。そう思い、今日は朝から警戒することにした。
「どうしたの、新一君」
「龍斗……新一で良いってのに。まあいいや。お前も一緒に見張ってくれ。あいつぜってー悪いことするから、蘭をまもらねえと」
お昼寝の時間になって少ししてからトイレの前に仁王立ちしている新一君に聞いてみるとどうやら優作さんの指示らしい。なるほど、彼が四歳児を危ない目にあわせるとは思えないから裏で解決するつもりっぽいな。ま、付き合ってあげよう。
「わかった。何かあったら僕も(二人を)守るよ」
結局、何かが起こるわけでもなくその日は終わり数日後江舟先生は保育園を去って行った。
……新一君、女の子に泣きたいときはないていいなんてセリフ、四歳児がかます言葉じゃないぞ。君の将来が心配です。
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