幼少期〜少年期
第三話 -サクラ組の思い出-
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「ううん、だいじょーぶだよ。こんばんは、ゆきおねーちゃん」
「それでなんですがね、もしよろしければ再会を祝して夕飯に招待したいと思いまして。ご予定のほどは大丈夫でしょうか?」
「まあ!!ええ、優作も帰ってきてますし今から夕飯を作ろうかと思ってたところなので」
「母さん、誰だよその人たち」
夕飯の誘いをしてると、廊下の奥から歩いてきた男の子がそういった。
「あ、新ちゃん。この人たちはママのお友達の人たちでお夕飯のお誘いに来てくれたのよ。二人の料理、とっっっても美味しいんだから!今から行くからパパを呼んできて貰える?」
「ああ、わかったよ」
そういうと、新一君はまた奥の方に引っこんでいった。
「それじゃあ、優作さんが来たら移動しましょうか」
その後、合流した優作さんと新一君に自己紹介をして(保育園での口調について上から目線だと友達が出来ないぞと一応注意したら「ホームズの言ってることだから良いんだよ!」とよく分からない返事をもらった。)、そのまま家に移動し、食事となった。
「まさか、『料理の神夫婦』の料理を頂けるとは、夢にも思いませんでしたよ」
「本当。この後は葵ちゃんのデザートも待ってるし、うーんたのしみ〜。どう?新ちゃん、龍麻さんのお料理は?」
「すっごく、うめえ……」
「もう、うめえじゃなくて美味しい、でしょ。龍斗君は毎日食べれてうらやましいくらいね。お父さんの料理は好き?」
「うん大好き!でも一緒にお料理作るのもすきー。」
「え、もう料理を手伝ってるの!?だってまだ新ちゃんと同じ四歳でしょ!?」
「ええ、この子私たちに似たのか、すっごくセンスがいいのよ。今日はないけれど絶対今度食べてみて。びっくりするわよ」
「そうか、じゃあ未来の料理人さんというわけだ。私がもっと有名になってパーティでも開いたら料理をお願いしてもいいかい?」
「もちろん!!美味しい料理をいっぱい作るね!!」
工藤と親交を深めながらまったりと時間は過ぎ、デザートが出た後は大人は大人同士子供は子供同士で分けられた。おかげで新一君とゆっくり話す機会が持てた。
今日のことを話していると、江舟先生が変だ、悪いやつだと言っていたので理由を聞いてみると蘭ちゃんをすっごい怖い顔で見ていたというのだ。俺にも気をつけてくれといっていたが……うーん、一応気をつけておくか。未来の名探偵の言うことだしね。
「じゃあな、龍斗。お休み、また明日な!」
「お休み新一君、また明日ね」
食事会もお開きとなり、工藤一家を外までお見送りした後俺は風呂に入りそのまま床についた。
数日後、俺は新一君に連れられて工藤邸の書斎にいた。すげえ、原作では何度も出てきて目にしていたけど実際に入ってみると圧巻だわ。ここほんとに日本か?てか図書館?
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