暁 〜小説投稿サイト〜
名探偵と料理人
幼少期〜少年期
第二話
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れると思ってね」
「それにね、今日のたっくんをみてわかったの」
「母さん?」
「たっくんは本当に私たちの子だって。料理で人を笑顔にすることが何より好きなんだって。それなら親として料理を作る機会を与えてあげたいって思ったの。そして世界中の人に自慢したいのよ、これが自慢の愛する息子だって!!」

いまはわからなくてもいいのよ、と続けて母さんと父さんは俺と手をつないで玄関のほうへ歩き出した。


……ここまで言われちゃあ、なんにもしないってのは息子としてダメだろ俺。やってやろうじゃないか。自重?家族愛のためになんの役に立つ?そんなもんどっかに置いていけ!おれは!!父さんと母さんの!!!自慢の息子になる!!!!
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