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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二十五話
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ろー、そんなんじゃねぇよ。
老倉育だよ。暦さんは、彼女に歩み寄ったようだ…
いやぁ…あの時は疲れたよ…
アレから何度か阿良々木家に呼ばれたんだが、いつの間にか彼女が居たんだよ。
しかもさぁ、よく視たら負のプシオンをまるでコートでも着るように纏ってたんだ。
これじゃぁ、何を言われても、何を見ても、悪い方向にしか思考が向かない…。
仕方がないので負のプシオンを散らしたりしていたのだ。
それでも<眼>を放したらまた負のプシオンが寄って来たりしてたので橙を張り付かせたりしたのだ。
陰鬱な空気を散らしたり、歩み寄る人が居たり…彼女は少しずつだが心を開いて行っているようだ。
彼女の未来に幸多からん事を…
あと、驚くことに橙が実体を持ったのだ…なんだ?格が上がったのか?
あ、ボディ無駄になったかな?と思ったが任意で霊体に成れるとか…
今の橙の分類ってなんなんだろうか?幽霊?亡霊?化猫?
デウス・エクス・マキナ<ご都合主義の神>よありがとう!
あ、最近橙を抱き枕にして寝てます、暖かいんだよね…
今舌打ちした奴後で体育館裏ね。
そんなこんなで二年生を無事に終えた俺達だった。
そして三年生になった時。
「いっ君、今年中にISを発表しよう」
と、束さんが言ったのだ。
俺と束さんはその発表に向けて資料を作ったり、その後の効果的なデモンストレーションも考えた。
「ねぇ、いっ君。ISのデモンストレーション…どうしたらいいと思う?」
「ん…」
俺は悩んだ、ここで原作通りに白騎士事件を起こすか、それとも別の手を考えるか…
「月に旗を立ててみる?」
俺が選んだのは、後者だった。
「う〜ん…でもそれじゃぁ弱いんだよね、もっとこう実用的かつ魅力的な…」
その後は出来そうな事から出来そうにない事まで、宇宙開発に関するあらゆるデモンストレーションを考えた。
「もう、だいたい出尽くしたかな?いっ君は他に何か有るかい?」
ある、だがそれは…正史に於ける方法で、彼女を不幸にした方法。
彼女の正史に於ける、唯一の過ち。
「言うだけならなんでもいいよ」
「だったら、言うけど、これはあまり良いやり方じゃないんだ」
「言ってみてくれ、いっ君」
すぅと息を吸い込み、言う。
「戦争に介入したりして…ISの…兵器としての有用性を全面に押し出す……そうすれば、少なくとも、ISの名は…」
「…………それは」
「言ってみただけだから…」
「それは…うん…最終手段…かな」
ああ、そうだろうとも。
それに、やっぱり束さんは天才だ…そうすれば大人達が動
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