第五話
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休暇も残り8日
「パウルよい、姉さまの件はどうなのさ?」
パウル・フォン・オーベルシュタイン中佐は書類を整理しながら
「この家の精鋭の一部を割いて配置して居ますので問題は有りません、医師団は特に医師の家族を警備していますのでご心配なく。
腐った貴族も良い案件が出て来ました、帰還した頃には数家が滅んでいる予定ですので」
「任せた、俺は無事に勇敢な兵士を必ず連れて帰るから好きにやってくれ、オフレッサーも協力すると言っているしね」
「お任せを」
「そうか・・・・出かける」
俺はそのまま車に乗り
着いた先はラインハルトの自宅だ
「若様、ミューゼル家に着きました」
「ありがとね」
ラインハルトを見つけ!忍び足で後ろからそのまま頭に拳骨を一発
暗殺スキルを俺は持っている、リヒラーデの爺様から特訓を受けて一応は免許皆伝だ。
鉛筆一本有れば数人は瞬殺出来る、無手でもオフレッサーの訓練もあり今のレベルは高いと思う、某暗殺一家の一員には慣れなくても、執事には慣れるだろう・・・・
ゴン
「・・・ぐっ」
頭を押さえローリングしているラインハルト
「お前はまた喧嘩してジークに迷惑かけたな、何時も言ってるだろうが直ぐに喧嘩するなとなぁ。
俺は今回見張りを付けて報告を聞いて来たんだぞ」
「・・・・だけど奴等が俺の物を隠したり壊したりしてるんだ」
睨んでいるが、頭が痛いのだろう両手で押さえている
「それも知っている、しかしなその貴族等は馬鹿なんだ相手にするなお前は好きに物を買えるだろう小さい事に怒るな。
お前は強いんだもしやるんなら決闘にしろよ!
本人同士のだ」
「分かった、俺だって11歳だしそれ位は分かる」
「なら我慢しろ、我慢出来ないならお前は軍人になっても直ぐに戦死するぞ」
「・・・・・・我慢を勉強するけど・・・決闘にする我慢できなくなったら」
「そうだ、それで良い、お前やジークが軍人になる頃には俺は予備役になっているがな。将来の為に我慢を知れいいな」
「わかった」
「家には全員いるのか?」
「ん、姉さんと母さんがケーキを作っている」
「そうか、なら食べなくては帰れんナ」
「父さんは仕事で中々帰ってこれないけど・・・」
悲しそうに父親にかまって貰えてないので寂しいんだろうが
「それは家族の為に頑張っているんだぞ、分かるナ」
「うん、俺も頑張るし喧嘩もしない」
が!ラインハルトが決心を決めていた時にはもう既に俺は家の中に入り、アンネローゼが入れてくれたココアを飲んでいた。
アンネローゼは宮内省の役人に見いだされ、皇帝フリードリヒ四世の後宮に召されそうになった時には俺がいたの
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