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提督はBarにいる。
提督のバレンタインデーお菓子教室
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「丁度いい、今から一服するトコだ。有り難く頂くぜ」

「あ、でしたら伊良湖がコーヒーを淹れます!」

 伊良湖が手を挙げて立候補してきた。折角だし、頼むとするか。

「うん、美味いなこれは」

 ザッハトルテは間にアプリコットのジャムが挟んであり、生地にもブランデーがたっぷりと効かせてあって俺好みの味だ。コーヒーとの相性も最高だ。

「そうですか?喜んで貰えて良かったです♪」

 しかし……何だろう。心無しか下腹部の辺りが熱いような。

「提督?たっぷりと食べたら運動もしないと、ですよ?」

 間宮と伊良湖は妖艶に笑っている。まさか。

「お前ら……一服盛りやがったな!?」

「ごめんなさい提督……私が悪いんです」

 伊良湖が頭を下げる。コーヒーの味に誤魔化されて気付かなかった。

「安心して下さい……ただの媚薬ですから♪」

「お、お前らなぁ……」

 頭がクラクラする。身体の奥底の方からマグマが沸き出して来るように熱い。

「大丈夫です、提督……アナタはただ、身体の滾りに身を任せて私達2人を襲ってくれればいいんですから」

 そう言って間宮と伊良湖が俺の眼前でしゅるり、と服を脱ぎ捨てた。その瞬間、俺の理性というブレーキは爆発四散してしまった。

 数時間後、俺は医務室で目を覚ました。どうやら俺は通常通りに執務室にやって来た大淀に発見され、そのまま医務室に担ぎ込まれたらしい。その時、大破状態の間宮と伊良湖が発見され、事情を聞いた嫁艦達は微妙な顔をしていたらしい。後日、間宮に物凄く謝られた。別にケッコンしてるんだから、相手をしてくれと頼まれれば普通に相手をするんだがなぁ。間宮曰く、

『一度でいいから野獣のような提督に襲われてみたかった』

らしい。また同じような事をするか?と尋ねたが、頑なに拒まれた。今度は普通の夜戦(意味深)でいいらしい。どういう事だ?
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