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リリなのinボクらの太陽サーガ
憤怒のソリダス
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み出せるの?」

「実はそうだ。ニダヴェリールが魔導結晶を生み出せたのは、ファーヴニルの性質を真似していたからでもあった。だからそれも踏まえると、次元世界でのシャロンの立ち位置はかなり危険だ。彼女の身柄はファーヴニルの抑止になるだけでなく、最高クラスのエネルギータンクへのアクセスキー同然になる訳だからな」

「つまりエピソード2での私と同じ扱いになるかもってことだね。……いやぁ、あれは悪夢だったよ……」

「相手を自分と同じヒトだと思わなくなったら、ヒトはどれだけ残酷なことでも躊躇なくやる生き物だ。僕が記憶を覗いたクローンは大体そんな経験してるし、本来善良な人間でも家族や大事なものを守るためなら、どんな手段も辞さなくなる。カナンの存在が良い例だ」

「それに善意からの施しも、逆効果になることがあるからな。……頃合いだ、今回の講義はここまでだ。次があるかは知らんが、それはそうと……アリシア、これをやる」

ズシンッ。

「で、デカァ!?」

「マキナにバレンタインデーだからせっかくだし、と言われて俺が用意できるだけのチョコを持ってきた」

「いやいやいや!? 持ってきたって、これ半端なく大きすぎだよ!? どんだけ用意したのさ!?」

「一人辺り50キロを目安にした」

「糖尿病まっしぐら! って、一人辺り?」

「ああ、ちょうど近くにいたマキナとシュテルにもそれぞれ渡したら、凄まじい勢いでバリバリ食ってた」

「ボリューム的におやつどころか一日のご飯の倍以上あるのに……なんとも食欲旺盛なことで……」

「ちなみに残したらどうなるか……わかるな?」

「うひぃ!?」

「まさか今の話に出た二人が凄い速さでバリバリ食ってた理由って……。というかバレンタインのチョコって、普通は女性から男性に贈るものじゃなかったっけ?」

「まあ俺の場合はゾクタイで渡す側だったからな。という訳でアリシア、ちゃんと残さず食えよ?」

「え、ま、マジで……? お兄ちゃん、本気でこの量のチョコを一人で食えとおっしゃるのですか? フェイトにヘルプ頼んだりしちゃダメですか……?」

「頼んでも良いが、フェイトやはやて達にも同じものを送っているからな。食う量は変わらんぞ」

「うぉぅ……皆にもとっくにお届け済みとか、抜かりが無いせいでどこにも逃げ場がねぇ……。よっしゃもうヤケじゃぁああ! 私の胃袋はチョコなんかに負けたりはしないよ! うぉぉおおおおお!!! バリバリバリバリバリ!!!」

「その後、アリシアはやっぱりチョコには勝てなかったよエンドに直行したのであった。……僕、知〜らないっと」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


第97管理外世界地球、アメリカ某所の隠れ家。

「あ、あらぁ
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