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新訳紅桜篇
19 胃袋を掴んだもん勝ち。
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ある。また、幕府に嗅ぎ付けられたときのために、春雨殿のお力も欲しい、ということでござった。
という訳で、晋助からのお願いで、我々の為に力と船を貸してほしい、とのことでござる。
よい返事を頂けるでござろうか?」

_「私からもお願い申しまする。
どうぞ、宜しくお願い致します。」


ついでに加勢しておいた。



意外なことに、アッサリと承諾を得た。



また、この会合のあとは、宴会が待っていた。
各自何かしら、芸を披露する、とのことだったので、
私は、三味線と唄を披露した。

サブの伴奏は、楽譜を万斉に渡して、
やってもらった。

曲は、「修羅」。
私がもっとも好きな唄の1つである。


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