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ドリトル先生と奈良の三山
第六幕その十一

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「もうね」
「石を投げれば当たる位に文化財ばかりで」
「その全部を保管しないといけないとなると」
「大変ね」
「そうだね」
「うん、日本の文化保存はかなり難しいから」
 外国人から見てもわかることでした。
「頑張っていてもね」
「難しいんだね」
「普通に頑張っていても」
「それじゃあ足りない」
「そうしたお国なのね」
「この明日香だって相当にあるからね」
 勿論奈良市もです。
「桜井市も多いからね、お寺とか」
「ああ、長谷寺ね」
「あと三輪大社」
「それと談山神社もあるし」
「あそこもそうだし」
「橿原とかもね」
「橿原神宮があるわね」 
 皆で奈良県にあるそうした文化的、歴史的に重要な場所を挙げていきます。
「天理にもあったよね」
「天理教の神殿って凄いわよ」
「あそこもあるし」
「宇陀だと室生寺」
「もう色々あって」
「大変よね」
「日本の課題は大変過ぎるね」
 しみじみと思った先生でした。
「守らないといけない、保存しないといけないものが多いとね」
「その全部を守らないといけないから」
「本当に大変ね」
「日本の課題ってね」
「物凄い大変ね」
「うん、頑張ってももっと頑張らないといけない」
 先生はこうも言いました。
「そう考えるとね」
「頑張りが足りない」
「政府はそう言われるのね」
「お金も労力も関係あるし」
「色々と」
「この高松塚古墳もだったしね」
 あらためて今いる場所のお話をした先生でした。
「大変だったから」
「他の場所もだし」
「東大寺とかも」
「落書きされただけでもアウトだしね」
「そうした悪いことする人もいるし」
「絶対に駄目だよ」
 それこそと言った先生でした。
「落書きとかは」
「だよね」
「観光旅行とかでそうしたことする人いるけれど」
「絶対にしたら駄目ね」
「先生はそうしたことは絶対にしないけれどね」
「紳士でありたいと思っているからね」
 実際にかなりの紳士です、先生の紳士ぶりは学園の中でも有名でこのことからも人気がある人です。
「いいね」
「うん、じゃあね」
「僕達もね」
「そこは守って」
「これから観て回りましょう」
「学問を楽しみましょう」
「せめて僕達だけでもね」
 それこそというのです。
「日本の人達をね」
「マナーを守って」
「そのことから保存をしてもらう」
「そういうことだね」
「とにかく大変なことだから」
「そうしていこうね」
 先生は古墳の中の絵を観ながら動物の皆に応えました、そうしてそのうえでです。高松塚古墳から他の場所に行くのでした。
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