帝国の騎士
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門閥貴族連合軍の総本山には豪快な破壊手段の解説、投降者は助命する内容の通信文が届いた。
オーベルシュタインの潜入させた工作員、ハウプトマン大尉の扇動で要塞内部に反乱が発生。
装甲擲弾兵総監オフレッサー上級大将の脱出後、ガイエスブルク要塞は降伏している。
ブラウンシュヴァイク公爵は乗艦と共に降伏、捕虜となり領地を没収された。
ヴェスターラントの虐殺を実施していれば、処刑は免れなかったと思うけど。
忠臣アルツール・フォン・シュトライト、アンスバッハ准将の嘆願が受け容れられた。
キルヒアイスが戦役の前に転属を誘った際、2人と秘密裏に結んだ契約が公表された。
将来ローエングラム陣営と門閥貴族の武力闘争が勃発の際、勝者の陣営に転属する。
勝者の主君に忠誠を尽くすと誓う代償として、敗者の主君は助命を認める事が条件だった。
傲岸で我儘な貴族に忠義を尽くす部下シュトライト、アンスバッハ准将は助命と引換えに転属。
人脈も豊富で現実を直視する実務派の2人は優秀な事務処理能力、企画力、判断力を実証した。
赤毛の驍将は賭けに勝って有能な幕僚が更に増え、既得権を持つ勢力の排除に貢献している。
元内務省社会秩序維持局長官、秘密警察の実質的指揮者は皇帝の警備責任者に推薦。
古風な侍従長モルト中将に代わり、ハイドリッヒ・ラング着任後に事件は起こった。
エルウィン・ヨーゼフ2世の誘拐後、自裁を勧告された陰謀家も帝都から逐電している。
科学技術総監アントン・ヒルマー・フォン・シャフトも横領、汚職の罪を問われて粛清。
技術官僚ブルーノ・フォン・シルヴァーベルヒ、天才型の野心家が後任に指名された。
政治力に長ける長老が退陣の後、若い芽を摘まず様々な分野の開発を加速させている。
オーベルシュタインは魔術師の影響力増大、No.2の有力候補に昇格を確実と見た。
ヤン提督は権限皆無、悠々自適の年金生活の提案を大歓迎したんだけどね。
帝国指導者から『怠け癖は認めん、卿にも働いて貰う』と宣告され野望は潰えた。
ハインリッヒ・フォン・キュンメル男爵、地球教徒の接点は解明されていない。
ラインハルト暗殺を嗾けた煽動者、黒幕の暗躍は阻めなかった。
関係者の粛清が帝都オーディン支部から通報され、危機感を抱いたのかもしれないけど。
地球教徒は銀河帝国全域、自由惑星同盟、第三勢力フェザーン自治領に広く深く根を張っている。
イゼルローン要塞の関係者も捲き込まれ、テロの頻発が始まったんだ。
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