暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第3章 『ネコにもなれば』
第41話 『機械士の実力』
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[トラガホルン二佐が言うには回復要員だそうだ]
[回復?]
[私もそれ以上は『行けばわかる』としか言われなかった]
エピカはジャニカから詳しい説明は受けておらず、他にも『通信するときはエピカ、お前が主導で話をしていることにしろ』と指示を受けていた。疑問にあるところばかりだが追求はしなかった。
「私たちの今日の仕事は」
「『見る』ことですものね」
そうして彼女は頷いた。
小会議室はデスクが四角くサークル上に設置してあり、リイン、シャマルはエピカたち三人の右に座る。リインはモニターを、シャマルは自分の指輪型アームドデバイス・クラールヴィントとキラリと
瞬
(
またた
)
かせた。
スタンザとコタロウは持ってきた箱を開けると中には一般局員のデバイスとその予備のデバイスが合わせて50ほどあった。
「カギネ三等陸士」
「はい」
「本当にこの数をお前一人で行なうのか?」
「そのように命令を受けています」
「確かにそうだが」
「もし、手伝いが必要なら言うんだぞ」
「多大なるご配慮ありがとうございます」
二人とも前線および整備員を兼ねている。
コタロウは傘を出すと、
「っと、間に合った〜」
「あ、シャーリー。こっちですよこっち」
シャリオはコタロウと含め三人に挨拶を済ませるとリインの隣に座った。
「そのモニターはなんですか?」
「ん、はやてちゃんたちも見たいみたいです」
「なるほど」
小声でのやり取りの限り見たい人たちは別室で様子を伺っているらしい。もちろん査察部から連絡が来たときはその対応を優先しなければならない。
「トラガホルン二等陸佐?」
「カギネ三等陸士、すまんな大変な仕事頼んで、命令はデータの通りだ」
「問題ありません」
「お詫びはまたするわ」
「及びません」
トラガホルン両二等陸佐から通信が入り、コタロウをやり取りをしているのを会議室にいる全員が見た。
『よろしく頼む(わ)、
機械
(
マシナリー
)
ネコ
(
キャット
)
』
「任せて、ロビン、ジャン」
エピカたちは二人がコタロウに労ったことと、その彼が両二佐に対して愛称で呼んだことが信じられなかった。また、六課の通信で見ていた人たちはそのやり取りを見て、自分たちには見せたことも無いほころばせた顔のコタロウとの信頼関係に胸が温かくなり。
(『いいな』)
と心より感じていた。
通信が切られると、コタロウは無表情でも僅かながら引き締まったようにも見え、さらに焦点が合っているのかわからない目になり暗く沈んだ。
そのまま傘を開き彼は命令する。
『傘、
MR
(
メンテナンスルーム
)
』
以前付いていた「リ
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