暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第3章 『ネコにもなれば』
第41話 『機械士の実力』
[5/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
緊張が抜けてきた。
「わかりました。一応ですね、そちらの機動課の規模ですと期限は3ヶ月程度でできませんかね。一応そちらの整備は完了しているので、随時となると進行基準に則らなければなりませんから」
「わ、わかりました」
今度は忘れないようにしようという思いが自分の背後にいる隊長陣たちからビリビリ届き心に決める。ドグハイクはパネル操作をしながらぼそぼそと愚痴をこぼす。
「最低階級は三等陸士か、ならそれだな。この短期更新がなぁ。査察部で准陸尉、で五課で3等陸士、六課でも『同』と」
(ん? なんやて?)
「あの馬鹿息子はまだ連絡とれんか。メールか」
(『……息子?』)
「これでよし。八神二佐」
「え、あはい!」
「書類等はこちらで済ませましたので明後日にはそちらに向かわせます」
「あ、ありがとうございます」
「ん、別に上官なのですからそれほど畏まらなくてもいいとは思いますがね」
「は、はぁ」
「では、何かありましたら、また」
「はい」
「失礼いたします」
そうして通信は切られた。
「……ふぅ」
「はやてちゃん、お疲れさま」
「お疲れ、はやて」
全員がそれぞれ彼女を労う。
「でも、あのドグハイク三佐、息子って言ってたよな」
「確かにそう言ってたな」
「複雑なんだと思うよ」
ヴィータとシグナムの会話にフェイトが加わるとそれもそうだと気にはしなかった。
「でもさ明後日ってことは三佐の独り言からだと明日は五課にいるってことになるんだよね」
「そうやね。あぁ、いい機会やし連絡とってみよかな」
「それがいいと思う」
そう言うと今度は機動五課に連絡をとろうとパネルを叩こうとするが、はやての手は止まった。
「どうしたの、はやて?」
フェイトが心配そうに覗き込む。
「一回休憩してもええ?」
それはもっともだった。
△▽△▽△▽△▽△▽
機動五課に連絡をするとロビン・ロマノワが出た。
「あら八神二佐、お久しぶりです」
「こちらこそロマノワ二佐、お久しぶりです」
彼女はにっこり微笑んで、
「ネコの『ついでに』私たちへのご挨拶かしら?」
「……そんなこと、と言われると嘘になりますね。ですが、挨拶をしようと思ったのはそこまでではありませんよ? 先日のヴィータの件もお礼をと」
「あら、ありがとう。それで課長に?」
「ええ」
「少々席を外していますのでお待ちください」
ジャニカが戻るまでいくつかの談笑の後――ヴィータは少しいじられた――彼に繋がれた。
「ん、はやて二佐か」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ