暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第3章 『ネコにもなれば』
第41話 『機械士の実力』
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ておらず起動させただけのようだ。
次にコタロウはロビンに連絡をとると、すぐにエピカとつなぎ、
「エピカ! いいわね。これからのことは全てあなたの声に変えますよ!」
これは六課を出るときに命令を受けた疑問の残る指示であった。
通信の向こうの五課では、
「いいか、整備員たち! これからエピカが指示を出す。全て滞りなくすませろ!」
『はい!』
『わかりました!』
向こうではヘリや滑走路と有しない輸送機が十数台並べられていた。
「指示は以上よ。スタンザ。一人で辛いだろうがデバイスをもって戻って来い」
「……」
「おい、聞いているのか」
「は、はい!」
すぐに作業に取り掛かった。
「カギネ三士」
「はい、トラガホルン二等陸佐」
「これらどれくらいかかりそうだ」
「各5分から10分で終わります」
輸送機の情報を見、操作準備を始めている
「もっと早くだ。エピカ!」
「はい!」
「終わり次第できるだけ早く合流しろ」
「わかりました!」
ロビンは整備員たちの士気をあげている。
「ネコ! それが終わったらこちらは契約終了、明日は好きに使え」
「わかった」
「またね、ネコ」
そうして通信が切れるとコタロウはその十数台の輸送機を映しだし、今度は輸送機の情報を羅列しながら、輸送機そのものを透過していく。
「A機から取り掛かります」
向こうではエピカの声で届いていた。
△▽△▽△▽△▽△▽
「終了」
通信が切れると口の端が切れて血を流しても気にならずコタロウは傘を納めた。
エピカは彼の作業中にジャニカから通信が入りそろそろ合流しに向かっていいと言われコタロウに「が、頑張ってください」と敬語で挨拶をし六課を離れた。
「……さて、ご飯でも買いに行こう」
と何気なしに立ち上がった。ただ、足はおぼつかない。
「コタロウさん!」
「何でしょう、シャマル主任医務官」
力の無い目のコタロウは疲労が見えているのは明らかであった。シャマルはぐいと手をとると、シャリオがデスクをどかし寝かしつけた。
「シャマル主任医務官?」
「黙っててください!」
彼女はクラールヴィントに口を合わせると姿を変え彼の身体を診た。
(筋力疲労は無い、けど)
上から下まで手をかざす。
(視、三叉、内耳、迷走神経……あらゆる神経が疲労過多。そうか……)
命に別状は無く視力も問題なさそうだが、先ほどの作業能力をみても反動が無いはずがなかった。
「静かなる風よ、癒しの恵
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