はじまり
[2/2]
[9]前 最初 [2]次話
「集え、大地の息吹き、我が名はアールヴ。
ヴェールブレス!」
その燐光は、瞬く間に彼の傷を癒した。
「おーおー、優しいねぇ…」
その場でずっと眺めていたベートをおいて、アイズは彼に歩み寄った。
彼の顔は、女よりも女らしかった。
髪も腰まで伸びた銀髪。
その体躯もパルゥム程小さくはないが、ヒューマンの平均身長なら、7才の女児くらいだ。
「かわいい…」
案の定、アイズ達は彼を女だと思ったようだ。
「仕方ない…連れて帰ろう…
ベート、彼女を担げるか?」
「はっ…やだね」
「アイズ」
「ん…わかった」
アイズが、彼を横抱きに抱える。
「いこ」
「お、おぅ…」
上機嫌のアイズを先頭に、三人は団長フィンの下へと向かうのだった。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ