月光校庭のエクスカリバー
聖剣計画
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悪影響? それはずい分な言い方ね、トーヤ。私が裸で寝ているのは知っているでしょう? 現に一緒に寝たじゃない」
「アレはリアスが三人を魔力で強制的に眠らせて入りこんだんだろう!?」
もう〜・・・・・・毎日寝ようとするとこれだ。
「アーシア、黒歌に小猫。今夜は私に譲りなさい」
「嫌です。・・・・・・私だってイッセーさんに甘える権利があると思います。私だってトーヤさんと寝たいんです!!」
「私も・・・・・・先輩と寝たいです。部長や姉さまはいつも甘えてる・・・・・・私にも・・・・・・一緒に眠る権利はあります」
「私だって寝たいの! リアスが来てから一緒に寝れる機会が少なくなったにゃ!! それにいつも体を押し付けて誘惑してるリアスに譲る気はないにゃ!!」
「あなたちだって普段から甘えてるでしょう!?」
・・・・・・何だよこれ。俺の部屋でみんなが睨みあって火花散らしあってる。メチャクチャ空気が薄い。酸素が足りない。
俺は気づかれないようコソ〜っと移動し、部屋から出ようとするが。
「では、トーヤに決めてもらいましょう」
ここで俺に振るか!?
全員が俺に視線を向けてくる。特にリアスは『私を選びなさい!』と言わんばかりの視線だ。迫力がある。
「トーヤさん、私と寝てくれますよね?」
瞳を潤ませながら聞いてくるアーシア。演技なしのガチの奴やん。
「先輩・・・・・・私と寝ましょう」
普段は仕舞っている耳と尻尾を露わにし、枕を抱きかかえ可愛らしい声で誘ってくる。これはこれで可愛い。
「棟夜〜。今日は一緒に寝るにゃ。特別にサービスするにゃ?」
ワザと胸を見せつけるよう、腕を組んで強調しいつもより艶っぽい声に流し目で見てくる。エロい!
これ、選ばなかった方に恨まれるな。
ある意味、究極の決断を強いられた俺は今までにない以上頭を抱えるのだった。
あの後、俺は『今回は全員で寝る』ってことで落ち着いてもらった。無論、みんなにはパジャマを着てもらっている。
全員女子で下着姿で寝る中、俺だけ男・・・・・・色々ヤバいだろう!
一応承諾してくれたが、今度は誰が俺の両脇で眠るかで戦いが再び勃発した。どうでもいいだろうそんなもん!!
熱くある四人に、俺はジャンケンで勝者が俺の両脇で、敗者は勝者の隣・・・・・・つまり壁側でと床で寝ることになる。
その結果。俺の両隣にはリアスとアーシアが寝ることになった。負けた姉妹はどうしたかと言うと。
「・・・・・・にゃん」
小猫は小柄な体を利用して、俺の体の上で落ちないよう器用に寝ている。そして黒歌だが・・・・・・。
「はぁぁ」
一人床で寝ている。ちゃんと敷布団を敷いて寝ているようだが、かなり落ち込んでいる。
「黒歌」
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