月光校庭のエクスカリバー
聖剣計画
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ありゃ完全に復讐心に捕らわれているな。今アイツに何言っても聞き入れちゃくれないだろうさ。一応、無理はするなとは言ったが、果たして聞き入れてくれるものかな」
困り顔で棟夜はそう言った。
木場の人生をメチャクチャにした聖剣。それさえ破壊すれば、アイツは元に戻るのか?
「とりあえず今夜はもう切り上げだろう? なら早いと転移で帰ろうぜ。一人で帰ってたらフリードの奴が来るかもしれねぇからな」
「そうね・・・・・・今日はもう終わりにしましょう。イッセー。あなたを自宅まで転移させるわ」
「あ、はい部長」
部長の言葉で部活を切り上げ、帰りは久しぶりの転移になった。
棟夜side
一誠、朱乃を家に転移で返してからリアス、アーシア、小猫も帰宅。あ、俺は綾と一緒に帰っているぞ。まだオカ研に来て日が浅い綾はまだ転移で帰ることが出来ない。ので俺が送っている。
まぁ、相当リアスに問い詰められたが、ひっそりと『今度背中流してやる』と小声で伝えれば軽く承諾してくれた。
傘を差し綾の家に向かう俺と綾。何にも会話ねぇな。
無言で歩いていると、綾が声をかけてきた。
「ね、ねぇ棟夜君」
「ん?」
「あ、あの。その・・・・・・桐生さんから聞いたんだけど、棟夜君って、今リアスさんたちと暮らしているの?」
! 桐生の野郎・・・・・・。余計な事教えやがって。綾には後で話す予定だったのに!
「え、うん。まぁ、そうなるな。ああ、一応言っておくけど、ちゃんと両親から公認されてるからな!・・・・・・まぁ、風呂に入ってきたり寝ることはあるが一線は超えてないから丈夫だ」
「・・・・・・うん」
あれ? 何か言葉間違ったか? 何かメチャクチャ泣きそうな感じなんだけど。
「あ、綾? 大丈夫か?」
「・・・・・・」
あ。頷きだけで話さなくなっちまった。やっべ〜、何か気に障ること言ったか?
その場で止まり考えていると。
「棟夜」
「棟夜お兄ちゃん」
「・・・・・・棟夜」
「・・・・・・」
そして何故だかサラマンダーにシルフにウンディーネにノームに睨まれている。え? 何でおれ睨まれてんの?
「節操なし。少しは綾の気持ちを考えてやれ」
「最低。マスターの気持ちを考えてよ!」
「・・・・・・女ったらし。見損なったわ」
「カキカキカキカキカキ。バッ!」←どこからか取り出したプレートに『馬に蹴られて地獄に落ちろ。マスターが可哀そう』と書き見せつける。
「えぇ!! 何で怒られるの!!?? 何か綾が悲しむことしたか!?」
「ふん。少しは自分で考えろ」
「棟夜お兄ちゃんのおたんこなす」
「・・・・・・自分の胸に聞きなさい」
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