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提督はBarにいる。
時期外れの餅リメイクレシピ特集・その3
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さじ1/2

・醤油:大さじ1

・酒:大さじ1

・すりおろしにんにく:小さじ1

・唐辛子:少々

※その他、好みの野菜を足したりしよう!




 さて、作っていこう。まずは鶏肉を漬け込むタレを作るぞ。上記の調味料を混ぜてタレを作ったら、ぶつ切りにした鶏モモ肉を同じ容器に入れて揉み込み、30分程寝かせる。手を汚したくないならビニール袋なんかオススメだぞ。

 キャベツ、玉ねぎ、シメジ等の野菜は焼き肉に使う感じでカットしておく。

 深めのフライパンを熱して油を引き、タレを切った鶏肉を焼いていく。残ったタレは後から使うので捨てないように。少し焼き目が付いてきたらキノコを入れ、サッと炒め合わせる。そこにキャベツ、玉ねぎを加えて更に炒める。

 全体に油が回ったら蓋をして、しばらく蒸し焼きにする。その間に、餅をトースター等で焼いて柔らかくしておく。

 キャベツがしんなりしてきたら、とっておいたタレを回しかけ、全体に絡める。野菜からかなり水分が出るから、味見をして適宜調整。

 味が決まったら、焼き餅とピザ用チーズを乗せ、再び蓋をして蒸し焼きにする。


「そういえば、もうすぐバレンタインだよね!」

「バレンタイン……ですか?」

 タッカルビを蒸し焼きにしている間に、照月達の会話に耳を傾ける。どうやら、間近に迫ったバレンタインの話のようだ。

「あぁそっか、涼月姉さんは知らないんだったか。バレンタインっていうのは、女の子が好きな相手にチョコを渡して愛を伝える日なんだよ」

 不思議そうに首を傾げる涼月に、補足の説明をする初月。まぁ、日本だとそういう日だが、欧米では男が意中の女性にプレゼントをする日なんだが。

「そ、そんな行事があるのですか……!?でも、私お菓子作りはあまり……」

「大丈夫大丈夫!バレンタインデーの前の日に、毎年提督がお菓子作り教室やってくれてるから!」

「あのなぁ……それなんだがよ」

「ん?どしたの提督」

「俺に渡すチョコを俺が指導して作るってのはどうなんだよ。すげぇ複雑なんだが」

「でも、『友チョコ』や『家族チョコ』を作りに来ている娘達もいるだろ?やっぱり必要だよ」

「そういうモンかねぇ」

 おっと、こんな話をしている間に、タッカルビの方がいい感じだ。チーズもとろけて肉や野菜に絡んでやがる。仕上げに小口切りにした青ネギなんか散らせば完成だ。

「ハイよ、『餅チーズタッカルビ』だ。これでお開きにしろよ?」

 待ちきれなかったのか、猛然と料理に襲いかかる3人。やっぱりよく食うなぁお前ら。

「ま、食えないよりは健康的でいいか」

 そんな様子を眺めながら、俺は煙草を咥えて火を点けた。数日後、鎮守府の周りを
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