暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-E邂逅〜Team Nakajima〜
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「大丈夫ですよ、アインハルトさん。ここの水着コーナーは年中あるので」

デパートに来た理由は、アインハルトさんの水着を買うため。アインハルトさんは水着を持ってないってことだったから、一緒に買いに行こうって誘ってみたらOKを貰えてちょっとビックリ、そして嬉しかった。

「あのさ、女の子であるアインハルトさんの水着を買うのに、僕が一緒ってあまり意味ないような・・・」

一番後ろを歩いてついて来るフォルセティがそう漏らした。するとリオが「フォルセティも女の子っぽい外見だし変じゃないよ♪」って笑った。しーんと静まり返るわたし達。

「お父さんも、昔はそれでからかわれてたって言ってた・・・」

「あー、ルシルさんは格好いいけど、どちらかと言えば綺麗って感じがするかな〜」

ルシルさんが髪を伸ばしてた時期はなのはママのアルバムでしか見たことがないけど、長い銀色の髪を靡かせて戦場を翔けるルシルさんは格好いいより綺麗だったし。だからリオの感想を真っ向から否定は出来ないんだよね。

「う〜ん、もっと鍛えてみようかなぁ。ザフィーラみたいになれば、女の子みたいなんて言われないだろうし」

フォルセティはそう言いながら力こぶを作るように掲げた右腕をグイッと曲げた。ザフィーラの姿を思い浮かべて、その顔をフォルセティのものにするイメージ。次の瞬間、わたしとコロナは「本気でやめて」って懇願したし、イクスも「はい。さすがにそれは酷いです」って俯いた。

「そう? 格闘型じゃなくて魔導師型を目指してる僕だけど、ガッツリ鍛えると格好良くない?」

「「良くない!」」

「鍛えるにしても、ザフィーラほどまで鍛える必要はありません」

たとえ鍛えるにしてもルシルさんのような、細い体を維持した感じで筋肉を付けてほしい。さすがにザフィーラレベルはキツイよ・・・。フォルセティが「そっか。ダメか〜」が残念がってる中でデパートに入って、寄り道しないで水着売り場へ向かう。

「ところで、フォルセティさんはインターミドルには参加しないのですか? 女子の部と男子の部があるのですから、フォルセティさんも参加してはどうですか?」

フォルセティが参加しない理由を知らないアインハルトさんがそう聞いた。

「ヴィヴィオ達を支えることが僕の希望なんです。あと他に、男子の部も女子の部と同時期の開催なので、みんなの応援に行けないのが嫌なんです。みんなが頑張っているのを見届けたい、応援したい。だから出場はしないんです」

「そうですか。ちゃんとした理由があったのですね」

とっても優しい微笑みを浮かべたアインハルトさんにドキッとした。話は綺麗なままで終わりそうだったのに、「大丈夫ですよ、アインハルトさん! フォルセティも女子の部に参加しますから!」っ
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