暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-E邂逅〜Team Nakajima〜
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「頑張れぇーーー!」
ヴィヴィオが以前言ってた、ストライクアーツを始めた理由を思い返した。だから思わず大声で声援を送っちゃったけど、コロナとリオも「ファイトぉー!」って続いてくれた。でもイクスはどっちかに付くってことはしないみたいで無言だった。ヴィヴィオは僕たちの声援に応えるかのように、さらに攻める頻度を上げていった。だけど・・・
「覇王・・・断空拳!!」
「っ! きゃぁぁぁぁぁ!」
ヴィヴィオの強烈な右の一撃をガードした状態で、アインハルトさんは本気の断空、覇王断空拳を打ち込んだ。まともにお腹に受けたヴィヴィオは大きく殴り飛ばされて、倉庫に壁際に設けられていた資材置き場に突っ込んだ。
「「「ヴィヴィオ・・・!」」」
「1本! そこまで!」
ノーヴェが勝敗が決したことを宣言した直後、アインハルトさんが「ぅあ・・・?」って前のめりに倒れ込んだ。ノーヴェが「フォルセティとイクスはヴィヴィオを!」って指示を出した後、アインハルトさんの元へと駆け寄った。
「「はいっ!」」
僕とイクス、コロナとリオも一緒にヴィヴィオの元へ駆け寄った。ヴィヴィオの大人モードは解除されちゃってて、「はぅ〜」目を回してた。断空拳と資材置き場に突っ込んだ衝撃での気絶だけで、ヴィヴィオ自身にはダメージが入ってないっぽい。
「うん、大丈夫。アインハルトさんはちゃんと気を付けて打ってくれたおかげかな。防護服を貫かれてないから、ヴィヴィオに怪我は無いよ」
僕がある程度診た後にそう判断を下したら、コロナとリオ、それにイクスも「良かった」って安堵した。ノーヴェとアインハルトさんの方を見ると、「こっちも大丈夫だ!」って手を振ってくれた。アインハルトさんも大人モードを解除したうえで立ち上がって、ノーヴェに付き添われるようにこちらに歩いてきた。
「アインハルトさんも、僕・・・よりはイクスが診た方が良いかな・・・?」
「いえ、平気です、ありがとうございます」
「一応診てもらえ、アインハルト。軽度とは言え脳震盪を起こしてんだ。お前、ヴィヴィオを殴り飛ばす直前に顎にカウンターを食らってんだしな」
「あ、はい・・・では、お願いします」
イクスがアイリお姉ちゃんやシャマルお姉ちゃん(ウチに遊びに来てもらう時、シャマルお姉ちゃんからも医療を教わるようになった)から、教わった知識を用いてアインハルトさんを診察。その結果、「問題はありません。が、しばらく安静です」とのことだ。
「迎えを呼ぶので、今日は一緒に帰りましょう」
「いえ、まだ練習があ――」
「今日は、か、え、り、ま、しょう?」
イクスがアインハルトさんに顔を近付けてそう言うと、アインハルトさんはイクスの迫力に圧されたみたいで「は、はい」と小さく頷
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