第四十九話
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、ここにいる人達は皆、ここでの戦いのことを考えている。しかも、ほぼ全員が女の子だ。
「なのに、男の俺が色恋沙汰に走ってられねぇよ。」
これが、俺の出した『結論』。
この『結論』が後に俺を激しく後悔させるのだが…………それはまた別の話。
「…………痛いねー。」
今は、話題を振ってかなり真剣に俺が答えたのに、そんな一言で終わらせたこのクソ提督をどうにかしねぇと。
「…………理由がハッキリしてなかったら俺の部屋にあるドラム缶にぶちこんでコンクリで固めて沈めるからな?」
…………あれ。なんか冬華とおんなじことを言ってるな。そういや、そっちの問題もあったっけな…………めんどくせー。
「いや、亮太さんにしろ僕にしろ、戦いの真っ最中に雫さんや大淀とレッツコンバインしたからね。」
「誰が分かるんだよ!?せめてパイルダーオンにしとけ!」
イマドキの十代や二十代、分かんないんじゃないか?コン〇トラーV。まだマジン〇ーZの方が分かる可能性たけぇよ。
…………いや、突っ込みどころそこじゃない。そこなんだけど、そこじゃない。
「僕の場合は、完全に僕が精神病んでた時に大淀が支えになってくれた。亮太さんは、心が折れかけてた雫さんの支えになった。もちろん、ここにいる女の子全員にそんなことができるわけじゃない。でも、そんな存在が一人いると、『守らなきゃ』って引き締まる事もある。」
…………珍しく、提督が語ってる。
俺は思わず湯船のなかで正座していた。
「無論、無理にそんな存在を作れとは言わない。でも、『心の拠り所』は絶対に必要だ。打診しといても、良いんじゃないかな?」
……………………俺はここまでの話を自分のなかで何回も噛み砕いて、提督に一つだけ聞いた。
「…………本音は?」
「恋人できたちっひーをイジり倒したい。」
「このクソ提督が!真面目に締めることができねぇのかよ!こう見えても俺はテメェの首を絞めることはできるからな!一回天国に行ってこい!」
俺は提督の首に手を掛けて前後に振りまくった。かなりガチで。
「うるさいよ!だってあんなことでも言わないとちっひー彼女作らないでしょ!」
提督、艦娘の首締めが効いていない模様。化け物かよこいつ。
「今ので作る気完全に失せたわ!と言うか、ちっひー言うな!悠人や拓海でも俺のことをあだ名で呼ばねぇぞ!」
「親睦を深めようとしてるだけじゃん!」
「親睦を深めようとしてるんなら余計なこと言わんで良いわ!と言うか、今全力で首絞めてるんだけど、なんで千切れねぇんだよ!それどころかなんでペラペラ喋れるんだよ!おかしいだろ!」
「生身の人間に全力で首締めしないでよ
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