暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1962話
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とテーブルの洋食風のスタイルで夕食となる。
 出てきたのは、屋久島らしく海鮮類をふんだんに使った料理。
 特に様々な魚介類を使って作られたスープ、ブイヤベースは、堕落のブイヤベースと順平が名付ける程の味だった。
 いや、魚介類の出汁がもの凄く出ていて、本当に美味いんだよな、これ。
 ラーメンやうどん……いや、ブイヤベースだし、パスタの方が合うか?
 そうも思ったが、食事の最中の会話でブイヤベースってのはイタリア料理ではなく、フランス料理だという事を知る。
 ……それでも、ラーメンやうどんよりはパスタ、スープパスタだっけ? それの方が似合うと思うけど。
 他にも様々な魚介料理が出てきたが、個人的には伊勢エビのグラタンが美味いと思った。
 伊勢エビか。……エビフライとかにして食べてみたい気もするけどな。
 ともあれ、桐条グループで雇っている料理人だけあって、出てくる料理はどれも美味かったのは間違いない。
 そうして食事が終わり、デザートの柑橘類を使ったシャーベットを食べ終わったところで、美鶴が口を開く。

「皆、この後……午後8時くらいになると思うが、お父様や理事長から色々と話があるらしい。よければ、時間を取って貰えないだろうか。影時間についての話も出てくると思うので、可能なら全員に聞いて欲しい」

 そう告げる美鶴の言葉に……最初に反応したのは、当然の如くゆかりだ。

「分かりました」

 色々と思うところはあれども、武治との会話が出来るチャンスを見逃すような事はしなかったのだろう。
 そしてゆかりが頷くと、他の者達も同様に頷きを返すのだった。
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