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儚き想い、されど永遠の想い
285部分:第二十一話 忌まわしい咳その八
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、美味しいです」
 微笑まずにだ。真理は答えた。
「欧州には他にも食べものが美味しい国があったのですね」
「そうですね。伊太利亜もですし」
「そして伊太利亜の料理は」
 どうなのか。真理はこんなことも話した。
「海に合いますね」
「そう感じられますか」
「はい、感じます」
 実際にそうだというのだ。真理は。

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