第18話:領内改革!(その2−4)
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同じ制服を着ている事で連帯感も生まれるし、外で活動している時も目立って、家の『改革推進部』だと言う事が判りますから、規律の維持にも良いでしょう。
そう言った事を決めると、僕は父上の元に報告に向かった。
「父上。報告に来ました。」
執務室のドアをノックして声を掛けます。
「アルバートか。入りなさい。」
「お忙しい所済みません。採用者が決まって契約書が出来ましたので持ってきました。」
契約書を父上に渡します。目を通して貰いながら
「昨日お話ししましたが採用者は男性14人となりました。ただ、事務関係を専門にやらせる為に『事務局』を作る事にして別に女性5人を採用しました。なお、この後親睦会を兼ねて昼食会をします。」
「19人か。ずいぶん増えたな。人件費が大変だが、おまえの言っていた通り大事な事業になりそうだから、先行投資として必要な事と認めよう。あまり無駄使いしないように注意してくれ。」
「有り難うございます。最初の出費は大きいですが、絶対成功させて見せますから安心して下さい。それから、大事な事を忘れていました。まだ、みんなが寝泊まりする寮を作っていなかったんです。」
「寮?まだ手を付けていなかったのか?急いで作らないと大変だぞ。それで何が必要なんだ?」
「はい。土メイジを借りられるだけ借りたいのですが。既に設計図は出来ていますから後は材料集めと作るだけになります。」
「解った。たしか今の時期なら5人位空いているはずだから、そちらに回そう。しっかりした物を作らせるんだぞ。」
「有り難うございます。お願いします。」
これで寮の方は大丈夫でしょう。父上の所を出て、『保険衛生局』に戻ります。
ウイリアムさん達とも相談して『保健衛生局』の制服を考えました。『事務局』の制服は女の人たちに任せて考えて貰いましょう。
他に、装備品の製作について確認や、各課に配属された人たちの確認などを行っている内にお昼になりました。
アニーが知らせに来たのでみんなを連れて屋敷の方に移動します。食堂ではありませんが、大きな部屋にテーブルと椅子を用意してあります。料理も簡単なものですが結構立派に整えられているので、みんな目を丸くしています。
簡単に自己紹介をして貰った後、楽しい昼食会の始まりです。みんな仕事が決まって安心したのか食欲も旺盛で、隣同士で話をしながら、良い感じで食事が進んでいます。
貴族の屋敷では食事中は会話は禁止なのですが、今日このような場では良いでしょう。
みんなお腹いっぱい食べて満足したようですから、昼食会は成功ですね。
その後、少し昼休みを取って、2時位からまた『改革推進部』の建物に戻ります。
また、男性と女性に別れて、午後は仕事についての細かい説明をしま
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