第四話『あつまれ! オカルト研究部』
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室内に置かれたテーブルを正面にグレモリー先輩が仁王立ちで居り、先輩から見てテーブルの左側のソファーに小猫ちゃんと木場が座り、右側のソファーに俺が座っている。姫島先輩は動いてお茶の用意をし、紅茶を淹れたカップをテーブルの上に乗せていく。
俺は目の前に置かれたカップを手に取り、紅茶に口をつける。
「──美味し!」
「うふふ、ありがとうございます」
姫島先輩と和やかに会話をしていると、ふとグレモリー先輩の背後に置いてある木製の机が視界に入った。グレモリー先輩はこの部屋に一人で居る時に、あの机の上で胡座をかいてカップアイスを食べてたりするんだろうか?
せっかく黒髪ポニーテールの人も居る事だし、サンマの缶詰でもあげたら小猫ちゃんも髪を伸ばしてツインテールにして右目に眼帯もかけてくれるかな?
「──それじゃあ本題に入りましょうか。兵藤君、単刀直入に言うけど──私達は悪魔≠諱v
「な、なんだってー(迫真)! それは本当かいキバユウ君!」
「それって僕の事かな!? とりあえず答えるけど本当だよ!」
「まさか皆が最も野生に近い妖魔≠セったとは」
「……それは鬼熊≠ナす」
〈鬼熊〉──年を経た熊が妖魔化したとされており、軽く触れただけで動物をも吹き飛ばす剛力と、家畜を丸ごと貪り喰らう獰猛さから人々に恐れられている。(※『ヤマトクロニクル 覚醒』の武将カードテキストより一部抜粋。因みにカードの絵柄はアイヌ民族衣装を着た女の子)
要するに野獣(熊)の闘争本能を持った妖魔である。
(※BGM【灼熱の怒り】)
──『熊の怒りを越え、鬼の憎しみを越え、さあ、妖魔の戦士として再生せよ! 超獣鬼妖オニクマとして再生せよ!』
“O・N・I・K・U・M・A”
右足……グリ(熊っ子、三女)
左足……アトラ(熊っ子、四女)
胴体……ミキ(熊っ子、次女)
頭部……ツキノ(熊っ子、長女)
背中……マレー(熊っ子、末女)
〈熊っ子〉──鬼熊(母親)の娘で、幼魔ちゃん五姉妹(※変形・合体はしません)。姉妹全員が鬼熊の闘争本能を受け継いだ拳闘家≠ナ、山の動物達との対戦格闘試合『山の動物頂上決戦』では姉妹で常に上位をキープしている。
因みに幼魔ちゃんとは妖怪集団の子供達の事で、身長と体型は某・魔法先生の生徒の一人の半妖剣士の扱うちび式紙≠ニ同じくらい(※一部例外あり)。
──閑話休題。
コイツの武器はやっぱり拳≠セな。
≪お前は何を想像しているんだ……≫
おっと。
ドライグの声で意識をちょっとした妄想から現実に戻した。(この間、0.02秒)
「──鬼でも熊でもなくて、私達は悪魔≠諱I あ・く・ま!」
「ちゃんと分かって
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