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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第22話 久々の日常、小猫デートします!!後編
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side:小猫
私はイッセー先輩の手を引きながら街にある映画館を目指して歩いています。先輩の手は大きくて私の手を包み込んでくれてそれが言いようのない安心感と温かさを私に感じさせてくれます。
「先輩の手って大きくて暖かいです」
「小猫ちゃんの手だって小さいけど暖かいぞ。きっと小猫ちゃんの優しい心が浮き出てきてるんだろうな」
先輩は頬を指で書きながらそう言いました。よく見るとイッセー先輩の頬が若干赤くなってるように見えます。もしかして私の事を意識してくれているんでしょうか?そうだったら嬉しいです。
「小猫ちゃんが家に来てから三日が過ぎたけど暮らしは快適か?何か不満でもあったら言ってくれ」
「そんなことはないですよ。イッセー先輩の家での暮らしは楽しいです。アーシアさんも仲良くしてくれますし充実しています」
「そうか、初めは大丈夫かなって思っていたけど不満がないなら良かったぜ」
不満どころか大好きなイッセー先輩と同じ空間で過ごせるだけで幸せなんですが……今はちょっと恥ずかしくてそうは言えませんね。
「しかしあの時ぶつかった女の子とここまで親しくなるとは思わなかったな」
「入学式の時の事ですね。私もこんな経験が出来るなんて当時は思ってもいませんでした」
そう思うと先輩との出会いって何だか運命を感じてしまいます。もしあの時先輩と出会ってなかったらグルメ界の事もグルメ食材の事も知らずに過ごしていたと思います。
(そして誰かを好きになるって感情も……)
先輩がいてくれたから私はこの思いに気が付くことが出来た、自分の中にある仙術の力と向き合うことが出来ました。先輩には本当に感謝の言葉をどれだけ言っても足りないくらいの恩があります。
「先輩、ありがとうございます。私と出会ってくれて……」
「なんだ、急にそんな別れの挨拶みたいな事を言ったりしてどうしたんだ?」
「いえ、なんだかそう言いたくなったんです」
「そうか……なんか恥ずかしいな」
ポリポリと自分の頬を指でかく先輩を見てフフッと笑う私、何だかいい雰囲気じゃないでしょうか?
(そうだ、今日のデートなら先輩に告白できるんじゃないでしょうか?)
そうです、これはチャンスです!アーシアさんには申し訳ありませんが恋は戦いだっていう人もいますし遠慮していたらイッセー先輩を振り向かせることはできません。
(でも今はムードがないしもう少し後で告白したいですね、例えば夜景のきれいな場所とかで……いや私と先輩は学生ですしあえて身近な場所でもいいから二人っきりになってそれで……)
二人っきりの空間で私と先輩しかいない甘い空間、最初は先輩はあまり意識してなかったけど何かの
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