暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第22話 久々の日常、小猫デートします!!後編
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拍子で手が触れあってお互いを意識していく。そのまま見つめ合ってそして……


「……えへへ?先輩、そんな所をさわっちゃだめですよぅ……?」
「小猫ちゃん?映画館に着いたんだけどどうしたんだ?」
「はわっ!?な、なんでもないですよ!」


 どうやら妄想しているうちに映画館についてしまったようですね。


「それで小猫ちゃんは何が見たいんだ?」
「そうですね……」


 二人で何を見るか決めているんですが何がいいでしょうか?私が見たいものでいいって先輩は言いましたがそう言われると何にしようか迷ってしまいます。最近は先輩の影響でアニメも見てるからそういうのにしようかなって思ったときある映画のポスターを見て興味が湧きました。


「いちごの青春……?」


 ストーリーが気になったのでスマホで調べてみました。ストーリーとしては主人公の男の子は映画が好きで将来は映画監督になりたいと思い高校に入学したときに映画研究部を作った、そして高校で出会ったヒロインたちとの交流や青春を描いた甘酸っぱい恋愛物……とのことらしいです。


「先輩、私これがいいです」
「これか。でも次の上映までに少し時間があるな。その間町をぶらついてみるか?」
「……!はい!是非そうしたいです!」


 やった!これってもう間違いなくデートですよね!映画だけじゃなくて二人で町巡り……ああ、何だかドキドキしてしまいます……


 二人分のチケットを購入した後に私たちは町の中を見て周りました。二人でスイーツ巡りをしたりウィンドウ・ショッピングをしている途中でアクセサリーを売っている専門店に立ち寄り綺麗な首飾りを買ってもらいました。

 流石に悪いと思ったんですが先輩がグルメ界で取れた鉱石などはこっちで売ってお金にしているから余ってるくらいだ、と言って買ってくれました。それでも悪いと思ったんですが大事な後輩への贈り物と笑顔で言われてしまってはダメと言えずついつい甘えてしまいました。


「お、ここは……」
「?先輩、このゲームセンターがどうかしたんですか?」


 先輩はゲームセンターを懐かしい物を見るような眼差しで見ていました。


「ああ、前にこのゲームセンターに松田や元浜、それに桐生やアーシアと遊びに来たんだ。丁度オカルト研究部と合宿に行くちょっと前だったな。ゲーセンなんて言ったことなかったが楽しかったぜ。アーシアともプリクラとったしな」
「へー……そうなんですか」


 イッセー先輩とアーシアさんのプリクラ……ズルいです!私だって先輩とプリクラ取りたいです。


「(あ、しまったな。流石に付き合ってないとはいえ女の子と二人でデートしてるときに他の女の子との思い出を話すのはデリカシーが無かったか。)…
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