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儚き想い、されど永遠の想い
277部分:第二十話 誰にも言えないその十二
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我々の職人達が作り変えた」
「それがこの葛饅頭ですね」
「そういうことだな」
 あらためて言う義愛だった。
「文化は」
「はい、それではですね」
「今から」
「この葛饅頭もまた」
「文化を食べよう」
 こう話してだった。彼等はその葛饅頭も楽しむのだった。支那で生まれた饅頭はだ。ここでは日本の味と文化をたたえていたのだった。


第二十話   完


                  2011・8・8

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