暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1959話
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話はまた変わってくるのだろうが。

「アクセル? どうしたの?」
「いや。……ゆかりは本当に幾月の言ってた事が正しいと思うか?」
「え? そりゃあまあ……だって、理事長はシャドウや影時間に関する研究の中でも、かなり偉い人なんでしょ? そうである以上、理事長が言い切ったんだから、間違ってはいないんじゃない?」
「そうだな。……俺の考えすぎか」

 そう言いつつ、それでもやはり完全に幾月を信用するような事は出来ない。
 ただ、イレギュラーシャドウという存在が色々な意味で脅威である以上、それを倒す必要があるのは間違いないのだ。
 であれば、結局のところは幾月が言ってた通り、自然とイレギュラーシャドウは倒されるのだろう。
 残り6匹……ここのところは2匹ずつ同時に出てきているので、同じペースでシャドウが出てくるのであれば、残り3ヶ月。
 10月にはこの影時間が解決するという事になる。
 もっとも、本当に2匹ずつ出てくるとは限らない。
 それこそ、1匹だったり、3匹だったり……下手をすれば、4匹、5匹、6匹が一緒に出てくる可能性もあるのだ。
 その辺りの事情を考えれば、油断するという真似が出来る筈もない。
 ……そもそも、今月のイレギュラーシャドウの時も油断した訳じゃないが、最後の最後で色々と大変な事になってしまったしな。
 そう思いながら、俺はゆかりと美鶴の裸を一瞬だけ思い出す。
 だが、その一瞬でゆかりが俺を見る視線が厳しくなったように感じ、慌てて別の話題に移す。

「とにかくだ。幾月の言葉が正しいのかどうかは、それこそ残り6匹のイレギュラーシャドウを倒せば分かる。……個人的には、それで解決して欲しいんだけどな」

 俺がホワイトスターと連絡が取れないのは、影時間が原因の可能性が高い。
 そうである以上、出来るだけ早くホワイトスターと連絡を取る為にも、影時間がなくなるのは最優先事項なのだから。
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