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儚き想い、されど永遠の想い
272部分:第二十話 誰にも言えないその七
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「何時かは消えて欲しいものですね」
「そうですね。本当に」
「今は無理でも」
 最後に言った言葉もだ。真理の心に突き刺さった。
 助からない、若し労咳ならばだ。真理はこのことが心から離れなくなりだ。血を吐いたことを常に考えるようになってしまった。
 そして労咳に怯えその中でだ。気持ちを沈ませるばかりになっていた。

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