第七十七話 テレーゼの原始人のお宅拝見
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ゃ、素晴らしい、しかも美味じゃ」
「ありがたき幸せ」
「皆も食すのじゃ」
みんな遠慮していたが、是非にというテレーゼの言葉に笑顔を作って食べ始めた。
オフレッサーは大食している。
朝まで食事が喉を通らなかったのだが、
皇女とのお話で胸の閊えも取れて当たり前のように食べているのである。
テレーゼも大変喜んでいる、
娘のズザンナとも仲良く話している。
又未だ幼い息子を見ていたりする。
オフレッサーは今日が良い日であると実感を感じていた。
デザートを食べ終え、昼餉が終わると妻がピアノの演奏を行い殿下がそれを褒め称えた。
妻は高校時代音楽活動をしていたのである。
長いようで短い時間が過ぎ午後3時になり殿下は帰宅の途についた。
その際に家族全員に殿下のお印の付いた、
品物が下賜されオフレッサー以下恭しく受け取ったのである。
■オーディン オフレッサー邸 アルノルト・フォン・オフレッサー
ふう、殿下の御臨御は光栄な事で有った。
ヴァーリアも確りとしてくれたし、子供達も良い子でいてくれた。
儂が貧乏騎士から士官学校を卒業し早21年、色々あったが今日ほどの事はなかなかあるまえ。
役職がら皇帝陛下のお近くに居る事はあるが、
自宅に殿下が来ていただけるのは、そうざらには居ないからな。
本当にありがたい事だ。
殿下が恐ろしがるかと思ったが、杞憂に済んでよかったわい。
以前来たご婦人が気絶して大変な事になったから怪うんだが返ってお喜びであったからな。
あの胆力はなかなかの物だ、殿下はひとかどのお方の様だな、
我らの忠誠の対象として良きお方だ。
妻や子や使用人にも事細かい気配りは流石王者の感覚だ。
おしむらくは、殿下が皇女という事か、
男子であれば次期皇帝陛下の素質が十分なのだが。
いやいやこのような事を考えるのは不敬だな。
さあて、殿下が陛下にお頼みする。
士官学校生の根性をたたき直す事を力を入れるとしよう、
猛者共を連れて行くかの、久々に暴れられるかもしれんな。
■オーディン ノイエ・サンスーシ テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
本日オフレッサー邸に行ってきました。
OVAで見ていた通りの家でした。
家族を始めてみましたよ、4人家族で奥さんを見たとき沢庵を思い出しました、
何と眉毛が沢庵眉毛で誰かさんみたいです。
娘さん13歳で可愛くて、お父さんに似ないで本当に良かったねでしたよ。
息子さんは未だ2歳で眠そうでしたが、彼はお父さん似ですね。
けどこの家族、原作で行くと謀反人の家族だからラインハルトに酷い目に遭わされる訳ですよね。
一緒に食事してお話ししましたが、ごく普通の家族でしたよ。
ラインハルトはこういう普通の家
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