暁 〜小説投稿サイト〜
黄金バット 第十八・五話 黒バット横須賀での死闘
第五章
[1/2]

[8]前話 [1] 最後
 空に舞い上がりました、両者はそのまま空中で。
 お互いにレイピアを出して激しい空中戦をはじめました、市長さんはその状況を観て言いました。
「超人と魔人の対決ですね」
「そうですね」
「黄金バットが来てくれました」
「これは有り難いです」
「本当に」
 司令さんも署長さんも言います。
「よく来てくれました」
「あのままだとどうしようもありませんでした」
「バリアーを張られていたので」
「それで」
「全くです、ですが」
 それでもというのです。
「今は黄金バットが来てくれました」
「黄金バットなら必ずです」
「黒バットを何とかしてくれます」
「例えバリアーを出していても」
「黄金バットなら」
「頑張ってくれ、黄金バット」
 市長さんは心から言いました。
「君に横須賀の全てがかかっているんだ」
「そうだ、頑張れ黄金バット!」
「ここは頼んだ!」
 お巡りさん達も自衛官の人達も言います。
「今の黒バットはバリアーを張っているんだ!」
「銃弾は効かない!」
「だからあんたに頼む!」
「俺達の代わりに戦ってくれ!」
 黄金バットは心では応えませんですが。
 それでもです、その動きで応えます。黒バットと空中で激しい一騎打ちを繰り広げそうしてでした。
 百合二百合と繰り広げ遂にでした。
 黒バットのレイピアが黄金バットのレイピアに弾かれました、レイピアは空中でくるくると回転し道のアスファルトに突き刺さりました。
 その状況にです、黒バットは敗北を悟ったのか。
 悔しそうに踵を返してそうしてでした、何処かへと飛び去っていきました。その状況を観てです。 
 市長さんは皆にです、こう言いました。
「黒バットが去った」
「はい、確かに」
「黄金バットが退けました」
「黄金バットが勝って」
「そうして」
「街は救われました」
 その黄金バットの手によってというのです。
「今ここで」
「そうなりましたね」
「今回も黄金バットがやってくれました」
「全くです、有り難う黄金バット」
 市長さんはこうも言いました。
「横須賀を救ってくれて」
「有り難う黄金バット!」
「お陰で助かったぞ!」
 お巡りさん達も自衛官の人達も声援を送ります。
「どうなるかって思ってたけれど」
「助かったぜ」
「本当に有り難う!」
「心から!」
 やはり黄金バットは何も言いません、ですが皆の方を一瞥してふと笑った様な感じになってです。
 何処かに飛び去っていきました、その後には何も残っていませんでしたが。
 皆は確かにです、その残っていたものを見て思うのでした。
「人がどうしようもない時に助けてくれる」
「それが黄金バットだ」
「それは今回もそうだった」
「ヒーローだ」
 まさにというので
[8]前話 [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ