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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
正論
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ければならない情報をあっさりと話し始めた。

「ワール様なら・・・術式を展開しているものを抹殺すると先に・・・」
「「「なっ・・・」」」

それを聞いて彼らはフリードたちがいるカルディア大聖堂の方を向く。

「あっちには誰もいってねぇ!!まずいぞ!!」
「フリードさんたちが危ないです!!」
「クソッ!!」

疲労している体に鞭を打ち雷神衆の元へと走っていく3人。強大な魔の手が、仲間たちに襲いかかろうとしていた。

















「私の魔法は人間の“欲”を刺激する。さぁ、果たして耐えきれるかな?」

魔力を解放したラーケイド。彼は自身の魔法で悶えるであろう3人を観察しようとした・・・が!!

「「「・・・?」」」

3人には全く変化が起こらず、ミラたちは彼が何をしようとしていたのかわからなかった。

「まだこの“欲”を満たしていないのか・・・ならば・・・」

仕切り直して魔法を解放するラーケイド。すると、突如エルフマンがその場に膝をついた。

「エルフマン!!」
「どうしたの!?エルフ兄ちゃん!!」

エルフマンを心配して声をかけるミラとリサーナ。だが、その異変はすぐに彼女たちにも訪れた。

「な・・・お腹が・・・」

大きな音を鳴らしてお腹を押さえるストラウスきょうだい。それを見てラーケイドは満足げな笑みを浮かべた。

「悪食の魂。この空腹感には誰も耐えられない」

ラーケイドの魔法を受けた3人は空腹感から力が出ない。背と腹がくっつきそうなほどの感覚から、ある幻覚まで見え始めた。

「お前・・・うまそうだな」
「大きいアイス・・・」

互いの姿が認識できないほどの空腹感からエルフマンとリサーナがそれぞれに食らい付く。かろうじて正気を保っているミラは、あまりの光景に恐怖を感じた。

「エルフマン!!リサーナ!!それは食べ物じゃないわ!!」
「肉だ!!これは肉だ!!」
「こんなアイス、食べきれないよ・・・」

ミラの制止も聞こえないのか互いに噛み付いて離れないエルフマンとリサーナ。

「さぁ、召し上がれ」

うっすらと不敵な笑みを浮かべるラーケイドを見上げるミラジェーン。彼女の視界も、少しずつぐらついてきていた。

(いけない・・・このままじゃ・・・)


















「フリード、頑張って。西上空の敵はだいぶ減ってきてるわよ」「ああ」

ここはカルディア大聖堂。そこでは術式を展開しているフリードと、彼の護衛役であるエバーグリーンとビッグスローが構えていた。

『聞こえますか!?フリードさん!!』
「「「!!」」」

すると、聞き慣れた声が
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