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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第21話 久々の日常、小猫デートします!!前編
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はいるでしょうか…あ、いました。でも誰かと話しています、あれは確か国語の担当教師の坂田先生です。一体何を話しているんでしょうか?


「じゃあそういう事で頼むぜ」
「はい、分かりました」


 坂田先生が去っていくと先輩が私のいる方に歩いてきました。


「よっ、小猫ちゃん。俺に何か用か?」
「イッセー先輩、もしかして私がのぞき見しているの気が付いていたんですか?」
「小猫ちゃんの匂いがしたからな」


 匂いって…変な匂いしてませんよね?


「そ、それよりもイッセー先輩、さっきは坂田先生と何を話していたんですか?」
「ああ、坂田先生は料理研究部の顧問でもあるからそれについての話さ」
「顧問の先生がいたんですか…知らなかったです」
「顧問は流石にいるぞ。まああの人甘党だからスイーツで釣ったんだけどな」
「イッセー先輩、意外と鬼畜です…」


 あれ、そういえばアーシアさんの姿が見えませんね、教室にはいないしどうしたんでしょうか?


「あの、アーシアさんのお姿が見えないんですがどうされたんですか?」
「アーシアなら桐生や他の女子生徒たちと一緒に遊びに行ったぞ。アーシアも俺以外との生徒と交流を深めておいたほうがいいと思っていたからな」
「お父さんみたいですね」


 あ、ということは今イッセー先輩は一人ってことでしょうか?一応確認はしておきましょう。


「イッセー先輩はこの後何か用事は…?」
「いや、特にないぞ」


 何て運がいいんでしょうか、これなら先輩を誘っても問題ないですね。


「あの…イッセー先輩、実はさっきクラスメイトから映画の前売り券を貰ったんです。もし良かったら私と一緒に見に行きませんか?」
「映画?ああ、いいぜ。一緒に行こうか」


 やった!先輩を誘えました!これっていわゆるデートですよね!ふふふ、やりました♪


「あ、イッセー先輩…その、もし先輩が嫌じゃなかったら手を繋いでいきませんか?」
「手を?構わないぜ、ほら」
「あ…」


 イッセー先輩が私の手を優しく握ってくれました。



「じゃあ行こうか、小猫ちゃん」
「はい、先輩」


 そのままイッセー先輩と一緒に街の映画館に向かいました。




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