第三話「チカラとは?」
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せーな! だったらテメェーがコンロ止めりゃあいいだけのこったろうが!!」
すごい形相の睨みで妹の欄へ怒鳴った。それにやや強気であった妹も驚く。
「ご、ゴメン……って! 勉強中なんだから仕方ないでしょ!?」
負けじと食いつく欄は、ふと客たちが見ているテレビに目を向けた。彼女は、近頃仮面ライダーという「都市伝説」に興味があるらしく、学校でもその話題で持ちきりだ。もちろん悪い意味で。
「ねぇ? 本当に仮面ライダーとかいう『通り魔』がいるの?」
女尊男卑で盛んな女子たちの間では仮面ライダーはISや女性を襲う卑劣な「通り魔」呼ばわりされているらしい。
「ライダーなんていねぇよ? わかったら、さっさと受験勉強してろ!」
「なにさ! この低能兄貴! IS学園入ったら絶対に見下ろしてやるんだから!!」
そういって、彼女は機嫌を損ねて自室へ戻った。
「ったく! 誰に似たんだよ?」
弾も気分を害して、調理を再開した。彼は、本当にあの事件に雷馬と朱鳥が巻き込まれていないことを願った。
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