第三話「チカラとは?」
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逆に返り討ちされて死者すらでてるらしいけど? まー、王蛇やベルデはガチで容赦ないからね……」
「そんなことよりも、アレをどうすればいいか考えてくれよ!?」
擦れすれのところを銃弾が掠った。
「え〜? 僕の専門外だからな……まぁ、今時のメイドインショッカーのライダーたちは対IS機能も搭載されていると思うから何とかなるんじゃない? じゃあね!」
と、気づいたら彼の姿は消えており、どこにもいなかった。
「くそッ! マジでどうすりゃ……」
――ISも機械だから、ショートしちまったら動かなくなるかもしれないけど……
電流、ショート、そう思いつつ全身から力が込みあがってきた。すると、どうだろうか?目の前で半壊した信号機の点滅に電流が走り、その後はピクリとも動かなくなり、信号の点灯部が砕け散ってしまった。
「……!?」
それに目を丸くする俺は、イチかバチかと賭けてみた。
「どこだ……ライダー!?」
しびれを切らして、ラファールは銃を乱射してはあぶり出そうとしていた。
そのとき……
「うおりゃあッー!!」
目の前擦れすれを巨体のライダーが飛び上がった。その跳躍力は、ラファールが浮上する頭上を軽く達する。
「なにっ!?」
「くらえっ! ライダー電撃!!」
大の字に両手両足を伸ばし、電流をと念じながら力を全体に込めた。すると、周囲の空中に激しい電流が飛び散り、それはラファールにも降りかかった。
「し、しまった!?」
高圧電流ゆえ、シールドが削られるとともにISのシステムがショートしてしまい、完全に機能が死んでしまった。あとは、飛行能力を失ってヒラヒラと地上へ落ちてしまうだけだ。
「くそぉ……」
落下する最中ながらもラファールの操縦者はあきらめ悪くライフルをラージへ向け発砲してくる。
「死ね! デブライダー!!」
それに数発食らうライダーは死なない程度にを前提にトドメを決めた。
全身を右足を伸ばしながら身体を遠心状に回転させて、その回転しながら出した右足の踵をラファールの肩へ振り落とす。
「ライダー大車輪踵落としッ!!」
「何ッ!?」
そして、それをもろに食らった……
そのとき、俺は確かに加減を低めたはずだった。しかし、トドメをさす俺の中で一瞬の迷いが生じた。このISが絶対悪ではないかという考えだ。それに対して俺はラファールの装着者に対して一瞬の怒りが芽生えた。そして……
「ライダー大車輪踵落とし!!」
ブーツ越し踵が遠心回転しつつラファールの装着者の肩へ振り落とされた。軽めに落とすつもりだった。しかし、俺の踵はラファールのアーマーを砕くまでには留まらず、そのまま装着者の……肉まで切り裂いてしまったのである。
「ぐへぇぁッ……!!」
「ッ……!」
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