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サトシ:「俺が帰ってきた時のヒカリの
顔が気になってさ、、。泣いてた気が
したから」
ヒカリ:「それは、、、」
サトシ:「ひょっとして心配かけたかな
って思ってさ、、」
2人は沈黙を挟み、
しばらくするとヒカリが口を開いた。
ヒカリ:「心配するに、決まってるじゃない。
サトシはさ、、もし私が帰って来なかったら、
心配する?」
サトシ:「何言ってんだよ!そんなの
当たり前だろ!?」
ヒカリ:「、、そっか」
ヒカリは寂しげな笑顔を浮かべると、
サトシから顔をそらした。
サトシ:「連絡つかなかったのはごめん。
でも次は気をつけるからさ!
部屋のノックもするし、、だから、、」
サトシが謝るその時だった。
言葉を言いかけた途端、ヒカリは
近くに寄り、サトシの胸に顔をうずくめた。
突然の行動に驚くサトシは、
そのままヒカリを受け止め、2人は
部屋に佇んだ。
サトシ:「ヒカリ、、」
ヒカリ:「怖かった、、。
1人で街を調査する時よりずっと、、、。
サトシが帰って来なかった時、
あたし凄く怖かった、、」
顔を上げず身を震わせるヒカリ、、
ヒカリ:「助けたくても助けられない、
無事かどうかもわからない、、。
サトシを待つだけ、ただそれだけなのに、
誰かを待つ事がこんなに怖い事だなんて、
わたし知らなかった、、、」
サトシ:「ヒカリ、、、」
ヒカリ:「これからはこんな事が
日常茶飯事になるのかな?
当たり前な日が当たり前じゃなくなったり、
当たり前じゃない日が当たり前になったり、、。
サトシを待ってる時、そんな事考えてた」
自分の知らなかったヒカリの心境。
留守にしていた間、そんな事を思って
いたのかと、サトシは心の中で
ヒカリの気持ちを感じていた。
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