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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
真・五十話 顕現した神。そして来る全の理解者
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ないから……」
「ふん、仲間が一人増えた所で結末は変わらないわ。橘全、お前の運命は破滅。それしか「何言ってんだ?」?」
「いつ、誰が、全の援護に来たのは一人だっつったよ?俺しかここにいないって事は……?」
そう、問いかけるように奏平が言った瞬間、穴の先の空間が衝撃で揺れる。
「な、何が!?」
「到着したのさ。俺の仲間である歌姫達がな」
〜別空間〜
「お、お前ら何者だ!?」
ここはなのは達が連れ去られた別の空間。そこでは全ての事柄が空間の所有者にとって都合のいい出来ごとに書き換えられる。その力を以ってアリサ達さえも無力化していた。
しかも全員それぞれ別々の空間に飛ばされている為、援護も出来ない。
しかし、そんななのは達の前に何かが降りてきた。
土煙が晴れ、それぞれの少女達の前には装甲のような物を纏った少女達がいた。
外見年齢から察するに既に高校生だろう少女達。
なのはの前にはオレンジ色を主体とした装甲を纏っている少女と、銀色と青色を混ぜたような鎧を纏い、鞭のような青く光る糸状の物を持っている少女。
フェイトとアリシアの前に立っているのは碧色を主体とした鎧を纏い大きな鎌を持っている少女とピンクを主体とした足どころかツインテールの所までも装甲で覆われている少女。
はやての前には青い色を主体とした装甲を纏い、刀を手に持っている少女と、赤を主体とした装甲を纏い、ボウガンのような物を右手に持つ少女。
るいの前には銀色を主体とした鎧を纏い、右手には小さな剣を持っている女性と、白銀の鎧を纏い、その手には光り輝く槍を持った女性。
アリサとすずかの前には紫色を主体とした鎧を纏い、その手に鉄扇と呼ばれる物を持ったバイザーを頭につけている少女。
「あ、貴方達は?」
皆が一斉にその質問をし、なのは達を庇うように立つ少女達はその言葉に振り向き
「貴方たちの……全君の味方だよっ!!」
そう、力強く答えた。
それは握りしめた拳。
「激槍・ガングニールが装者、
立花
(
たちばな
)
響
(
ひびき
)
!唸る拳は、闇を穿つ!!」
それは果たすべき役目。
「絶刀・天羽々斬が装者、
風鳴
(
かざなり
)
翼
(
つばさ
)
。一騎当千、光となりて」
それは追い続ける夢。
「魔弓・イチイバルが装者、
雪音
(
ゆきね
)
クリス!闇を狙いし、赤の弾丸!」
それは友と過ごすかけがいのない日常。
「獄鎌・イガリマが装者、
暁
(
あかつき
)
切歌
(
きりか
)
!何人をも斬る、碧の刃、デス!!」
それは友と過ごす守るべき日常。
「塵鋸・シュルシャガナが装者、
月読
(
つくよみ
)
調
(
しらべ
)
。絆の証、悪をも斬る」
それは償うべき罪。
「銀腕
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