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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第八話
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「え、いや、その」
束ねーちゃんがたじろいだ。
「落ち着いて、責めはしないよ。
確かにたった一人で、たった一回の魔法でそんなにたくさん、人を殺せるのは異常と言ってもいい。
でもね、彼らも、世界に十三人しか居ない、十三使徒と言われた彼らや、その他にも大規模領域魔法を使えた彼らも、そして俺も人間なんだよ」
「そ、そうだね、ごめんなさい」
「別にいいさ、俺達の世界でも、魔法を使えない人は、いや、魔法が使えても、一般の魔法師達はそう思って居ただろうからね」
「…………………」
「…………………」
「しんみりしちゃったね、次は橙の説明にしよう」
「うん、それを聞きたかったんだよ」
「ますたー、話長い。眠くなる」
「お前の説明なんだら起きとけ」
「あい」
「まず、橙は守護霊じゃなくて使い魔、もしくは式神と呼ばれる物だ」
「使い魔?式神?守護霊じゃないなら憑かれてるんじゃないの?」
「え〜、長くなるからはしょって説明すると、魔法はいろんな分け方があるんだ。
今回は『古式魔法』『現代魔法』の二つに分けるよ」
「現代?古式?どんな分け方なの?」
「さっき言った警官が超能力で核テロを防いだ事件のあと、つまり魔法と言うものが認知されたあとに現代科学に従って開発されたのが現代魔法。
古式魔法っていうのはその事件以前からある魔法で、俗に『まじない』『のろい』『忍術』『祓魔術』と呼ばれる物の事さ。
現代魔法は基本的に事象に干渉する事に長けている。
一方で古式魔法は精神や霊的存在に干渉する事に長けている。
それぞれ例外はあるけどね。
橙みたいなのは古式魔法だね」
「その古式魔法で式神にしたの?どうやって?」
「家に居たら動物霊がなついたから鈴を着けたのさ」
「鈴?」
「忠誠術式。対象の精神に干渉して逆らえなくする魔法だよ」
「え?………………それは……」
「引かないでよ、橙には『術者に危害を加えない』ってやつしか掛けてないよ。
なー橙」
「ますたーは私を逆らえなくして夜な夜なあんなことやそんなことを…」
「え…………うわぁ………」
「待てやコラ、こんなガキの体でどないせいっつーの。
性欲の『せ』の字もねぇよ。
つーか、俺が元の体でもてめぇみたいなガキに欲情するかバァーカ」
「チッ」
「橙?橙さん?今舌打ちしなかった!?
なに?術者の人望下げるのは危害じゃないの!?」
「ますたーがヒキニートゲーマーみたいなこと言ってる」
「『 』の兄の方ってか?そいつぁ光栄だなぁ」
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