26部分:第三話 再会その一
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じめた。そのうえで白い皿の上にある肉を切りながらだ。そのうえで話をするのであった。
「白杜家とは」
「はい」
佐藤は主から少し離れて姿勢を戻してから答えた。
「その通りです」
「敵同士でも。それでも」
「気にかけられていますか」
「奇麗な顔だったよ」
こうだ。ほう、とした声で話すのだった。
「あの顔はね。とてもね」
「そう思われますか」
「とてもね。ただ」
「ただ?」
「敵同士だね」
また、だ。こう話す彼だった。
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