飛竜隊とミサゴ隊
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いたギルドの鐘が鳴り響く。
「エルザさん!!俺たち行ってきます!!」
「シャルル!!セシリー!!」
「任せなさい」
「行くよ〜!!」
手早く準備を済ませて窓から飛び出す俺たち。
「私もすぐに行く!!気を付けろよ!!」
「「はい!!」」
別行動となるエルザさんは俺たちとは違う方向へと向かう。俺たちは事前の打ち合わせの場所へと向かっていると、空のアルバレス軍の船から砲撃がなされる。
ドドドドド
無数の砲撃。しかしそれは街へは届かない。カルディア大聖堂で待機していたフリードさんの術式によって防がれているのだ。
「シリル!!ウェンディ!!」
フリードさんの術式でどこまで持つのか、そう思っていたところで横からハッピーに持たれたナツさんが登場する。さらにはガジルさんもこちらに飛んできていた。
「全員いるな?」
「はい!!」
「いつでも行けます!!」
今回はこのメンバーでチームを編成している。それからほどなくして、脳にウォーレンさんの声が響いてきた。
『作戦D発動!!飛竜隊!!ミサゴ隊攻撃開始!!』
「しゃあ!!行くぞ!!」
それを聞いたと同時に上空の船目掛けて飛び上がる。その間も船からは砲撃が継続されている。
「撃て撃てーい!!ははははっ!!いつまでもつかなぁ!?」
その先頭で調子に乗っている砂漠王。その後ろにいる部下が、接近してきている俺たちに気付いたようだ。
「でももう遅い!!」
水を体に纏わせ目の前の船に突撃する。動力を撃ち抜くことができたのか、その船は地上へと落下していった。
「飛竜隊参上!!」
空飛ぶ滅竜魔導士たちということで飛竜隊と名付けられた。俺たちは加速すると全員バラバラに飛び立つ。
「行くぜぇ!!」
「よし!!」
「はい!!」
各々が魔法を使って次から次へと船を落としていく。すると、焦った敵はがむしゃらにこちらに砲撃を繰り出してきた。
「当たらないよ〜!!」
「サンキューセシリー!!」
質より量とはよく言ったものだが、あいにく俺たちに当たる気配はさらさらない。しかし、これまでのように攻めていけなくなったのも事実だ。
「くそ!!弾幕が厚すぎる!!」
「ビスカはまだなの!?」
今回の作戦にはもう1人重要な人物がいる。初代の頭脳により作り出された幽鬼の支配者の主砲、魔導集束報ジュピター。それを放つのは銃を扱わせれば右に出るものはいないビスカさん。
ドゥン
「全員右!!」
「「「了解!!」」」
地上からそれが放たれた音が聞こえた。音からその方角を確認し当たらないように散る。ビスカさんの放った一撃は先頭の巨大な艦隊へと一直線。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ