第十五部[ゴッドイーター物語]
空白期
第三喰い[僕らは皆生きている、生きているから辛いんだ]
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ただただ、楽しくて、いつまでもこんな時間が続けばいい。それだけを願うようになった日
極東支部を離れてから私は各地で何でも屋をしながら生計を立てた。
フェンリルと関係のない集落とかだとかなり喜ばれる。
畑を耕したり、
家を建てたり。
アラガミが来たら退治したり。
結構仕事がいっぱいあってやり甲斐がある。
一番喜ばれたのが料理だけどね。
私はフェンリルからの脱走兵だと思われているみたい・・・否定できない。
旅の神器使いって響きだけ聞いたらかっこいいよね。
オラクル細胞抑制剤が必要じゃない体質になって無かったら大変だったと思う。
技術班に解析してもらってるからいざとなったら量産するけどね。
腕輪は外して技術班に解析をお願いした。
・・・
腕輪は骨に接続されてたんだけど、
腕輪の回収って、
死体が回収できない場合は最悪手首から先を切り取ってこいって事?
誰かに頼られること、それを知らない人間は、手を抜くことすら、学べない。力を入れるべき場所すら、わからない日
怖いんだけど・・・
極東の神器使いが血走った眼をして私を捜している。
ヘリとかも総動員されているみたいだし・・・
何をやらかしたんだ?
終末捕食?ってやつを防いだだけで特に悪い事はやってないと思うが・・・
逆境を楽しめるくらいでなければ、自由など謳歌出来ようもない日
何が原因か分かった。
今まで粗食しか食べてなかった極東の人間たちは、
私が居なくなってからの食事に耐えられなくなったらしい。
私が居た時も毎日って訳じゃなかったはずだけど・・・・
極東に捕捉されたら地獄迄追いかけられそう・・・
・・・・
良し、
人を育てよう。
何種類かの料理を集中的に教えればそんなに時間がかからないで教えれるだろうし。
何より私は料理学校に居た時にマスターした教育技術がある。
先ずは才能がある子を捜さないと。
思い込みは、何もかも変えてしまうの。全てが悪意に見えてくる。自分以外全てが悪いと思い込んでしまう日
孤児の中に天才が居た・・・
まだ幼いけどその才能は本物。
彼女なら極東の給食のオバちゃんになれる。
彼女を拾って料理を仕込むことにした。
まだ歳が若すぎる気がしないでもないけど、
料理人なら危険も少ないし極東の食事場を考えたら雇うでしょ。
・・・
こっそり榊さんに賄賂渡して根回ししよう。
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