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転生とらぶる
ペルソナ3
1955話
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鶴はその魅力的な肢体を俺に押しつけてくる。
 ゆかりのほうは、情欲に目を潤ませながら早く、と呟く。
 ちっ、このままだと色々と不味い事になる。
 いや、俺はともかく、ゆかりと美鶴の2人にとっては、自分で気が付かないうちに初めてを失ったという事になりかねない。……というか、美鶴の目に映った俺を見なければ、間違いなくそうなっていただろう。
 それは助かったが、だからといってまだ様子のおかしい……明らかに何かに操られているか何かしている様子の2人をこのままにしておく訳にもいかない。
 そもそも、どうやって俺を操っていたんだ?
 その事を不思議に思いつつ……ともあれ、その辺りの事情を考えるよりも前に何とかゆかりと美鶴の意識を元に戻す方が先だ。
 どうするか……そう考え、手っ取り早い手段はと考えれば、真っ先に浮かんだのはやはりこれだった。

「悪いな」

 そう呟き、顔を近づけてきた美鶴の頬を軽く……それでいながらきちんと衝撃が伝わるような力加減で叩く。
 周囲に響く、肉を叩く音。
 美鶴は一体自分が何をされたのか分からないといった表情を浮かべるが、俺はそんな美鶴に構わず、次に欲情の視線をこちらに向けているゆかりの頬も同じようにして叩く。
 再び周囲に響く肉を叩く音。
 その衝撃がゆかりの中にあった欲情を抑えたのか、やがて次第に目から欲情の色が消えていく。
 そして……幸か不幸か、殆ど同じタイミングで2人は我に返る。
 最初は自分が何をしているのか、何故ここにいるのか分からないといった様子で……次に、お互いがお互いを、そして俺の格好を見て、続いて反射的に自分の身体を見る。
 そこにあるのは、一糸纏わぬ自分の姿。
 年齢の平均以上、もしくは年齢不相応な大きさの胸は下着に包まれておらず、下半身もまた同様に何も履いていない。
 そんな2人が次にどう行動するのかは、俺にとっては……いや、俺でなくても予想するのは難しくなかった。
 その為、2人が息を吸ったのを見た瞬間、影のゲートを使ってそこに身を沈め、部屋の外に出る。同時に……

『きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!』

 部屋の中から聞こえてくる甲高い悲鳴。
 扉越しでも十分にうるさいその悲鳴に、俺は女慣れしていて良かったと、つくづく思う。
 レモンを始めとして、極上の美女達と毎晩のように繰り広げられていた夜の行為。
 その経験があったからこそ、ゆかりと美鶴という平均以上の容姿を持つ2人の女を前にして、暴走せずに済んだ。
 もし俺の立場にいたのが、普通の……それこそ女慣れしていないような男であれば、いきなり
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