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ヘタリア学園
第六千八百三十三話  今回も忘れられていた

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第六千八百三十三話  今回も忘れられていた
 カナダは太平洋各国の今回のオリンピックの説明会が終わってからクマ二郎さんに対して言いました。
「ねえクマ四郎さん」
「ダリナンダアンタイッタイ(翻訳:誰なんだあんた一体)」
「君の飼い主のカナタだよ」
 まずはいつものやり取りからでした。
「それでだけれど」
「説明会で誰にも声かけられなかったな」
「そうなんだよね、僕冬季オリンピックじゃ太平洋のエースなのに」
「影の薄いエースだな」
「そんなエースいるのかな」 
 サッカーで言うとストライカーになります。
「僕って何しても目立たないのかな」
「ちなみに今回のオリンピックの主役は北朝鮮」
「うん、もうそうなってるね」
「あと嫌がらせは絶対に日本に集中する」
「それはいらないから」
 カナダにしてもです。
「というか何、嫌がらせって」
「あるぞ、絶対に」
 クマ二郎さんはこのことは確信していました、伊達にカナダも太平洋の国ではないですから。


第六千八百三十三話   完


                2018・2・4

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