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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-D邂逅〜Scout〜
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!」って歓声を上げた。
「ほう。んじゃ、あたしも! ジェットエッジ!」
ノーヴェも変身を終えて、アインハルトさんと対峙した。ノーヴェが「誰か、合図を」って、アインハルトさんを見詰めたまま促してきたから、「じゃあわたしが!」って挙手。わたし1人で1歩だけ前に出て右腕を大きく上げると、ノーヴェとアインハルトさんが構えを取った。
「レディー・・・ゴーッ!」
腕を勢いよく振り下ろした瞬間、2人がものすごい勢いで突っ込んだ。そして繰り広げられる激しい攻防。ノーヴェってホントに強いのに、アインハルトさんも負けないくらい強い。
――魔法アリでのアインハルトの闘い方を見とけ。魔力で強化されてるはずだから、さっきより何もかもが違うと思っとけ――
ノーヴェから言われた通り、アインハルトさんの一挙手一投足を見つめる。さっきわたしとスパーリングした時のものより速く、鋭く、そして強い。ノーヴェが魔力で作る路ウイングロードを空中に張り巡らせて、“ジェットエッジ”で疾走する。
「おらぁぁぁぁッ!」
――リボルバースパイク――
高速滑走したうえでウイングロードから飛び降りたノーヴェの、打ち下ろしの強烈な蹴りがアインハルトさんを頭上から強襲。それを読んでみたいなアインハルトさんは断空の構えを取った。足元から風が渦巻いて、それは腰へ、そして右腕まで上がっていった。ノーヴェの右足とアインハルトさんの右拳が当たるかどうかっていうところで・・・
――ウイングロード――
2人の間にウイングロードが走った。ノーヴェはそれに乗ってアインハルトさんの背後へ瞬時に回ったことで、アインハルトさんの断空は空振る。ノーヴェは拳を突き出した状態のアインハルトさんの背中に「スタンナックル!」を打ち込んだ。
「っ・・・!」
「「「「直撃!?」」」」
打撃の威力と感電によってアインハルトさんが仰け反った。膝がゆっくりと折れて倒れこみそうになったけど、アインハルトさんはすぐに後ろ蹴りを繰り出した。ノーヴェはすぐに反撃が来るなんて思いもしなかったようで、咄嗟に腕でガードしたけど踏ん張りきれずに蹴り飛ばされちゃった。
「断空を見破られているというのが、これほどまでに厄介だとは思いませんでした。また良い経験をさせてもらいました」
「だろ? 自分の手の内を知られても、それを乗り越えるには独りっきりじゃダメなんだよ・・・!」
「そうですね・・・。確かに、私の立てていた予定では得られないものです」
仕切り直しっていう感じで、距離を取って対峙するノーヴェとアインハルトさんが微笑みあった。
(あぅ〜。そうゆうのは、ノーヴェじゃなくてわたしがやりたかったのに〜・・・)
改めて激しい攻防を繰り広げ始めたノーヴェとアインハルトさ
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