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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-D邂逅〜Scout〜
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んは「格闘家の方に挑戦しようかと」って答えた。みんなで「挑戦・・・?」って小首を傾げる。
「挑戦たって一体どこで? やっぱり所属してるジムとかにか?」
「あまり人目に付きたくはなかったので、夜間に路上で挑戦しようかと・・・」
道場破り見たくジムへ挑戦しに行くんだと思ってたから、まさかの返答にわたし達は食事の手を止めて口をあんぐり。わたしは「それってまずくない・・・ですか?」ってアインハルトさんとノーヴェに視線を送ると、アインハルトさんも「まずいですか・・・?」ってノーヴェを見た。ノーヴェの家族は管理局員だって話をしたからちょっと不安そう・・・。
「んー・・・、同意の上であってもストリートファイトはあんまし良くないと思うぞ? 試合前に同意しました、って言っても負けた方が負け惜しみや逆恨みなんかで被害届を出したら、そしたらお前は晴れて犯罪者だ。覇王の威を示す前に失墜するぞ」
「それは・・・困ります」
「だろ? だからさ、ヴィヴィオ達と一緒にやらねぇ?って話だ」
改めてノーヴェがアインハルトさんを誘ったけど、アインハルトさんは即答することなく少し黙った後、「私は強くなりたいんです」ってポツリと漏らした。そして「ノーヴェさん。あなたに師事して本当に強くなりますか?」って、若干失礼なことを聞いた。
「なら試してみるか? あたしの実力とやらを」
「お願い出来ますか? 私はもっと強い相手と戦って戦って・・・もっと強く、強くならなくてはいけないのです」
なりたい、じゃなくて、ならなくてはいけない。イクスの言ってた強迫観念。ノーヴェが「いいだろう。魔法アリか無しか、どっちがいい?」って聞くと、「アリでお願いします」ってアインハルトさんが受けて立った。だからわたしは「あー! ノーヴェずるーい!」って抗議。
「ずるい・・・?」
「わたしも魔法アリでアインハルトさんと闘いたかったし、そのために特訓してきたのに〜!」
「判ってる。アインハルト、連戦になるがヴィヴィオとも闘ってもらえるか?」
「はい、もちろんです」
「ありがとうございます!」
アインハルトさんとの再試合が決まってわたしは「ばんざーい!」した。それからお昼ご飯を食べ終えて、魔法戦の出来る場所だっていうアラル港湾埠頭へとやって来た。ここは救助隊の訓練に使用される場所だってことで、結構派手にやっちゃっても良いみたい。
「魔法は使ってもいいが格闘オンリーで、射砲撃とバインド無し。いいな?」
「承知しました。・・・武装形態」
アインハルトさんの足元にベルカ魔法陣が展開されて、発せられた光に呑まれた。そして光が治まると、そこには大人の女性に変身した「アインハルトさん・・・!?」が居た。わたしとコロナとリオは「大人モード
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