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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-D邂逅〜Scout〜
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がとうございました」

「アインハルト。ヴィヴィオと拳を交えた感想を聞かせていただいても?」

陛下から話を振られる。顔を上げたヴィヴィオさんの瞳は期待と不安に揺れていた。彼女の師だというノーヴェさんが「遠慮のない感想でいいぞ」と言いますと、「う、うん! お願いします!」とヴィヴィオさんも強く首肯する。

「最初は、所詮は趣味と遊び程度の実力、と思いました。ですがすぐにその考えを訂正しました。ヴィヴィオさん、あなたは強いです。結果は私の勝利だったとはいえ・・・」

私がそこで口を噤んだことで、陛下が「どうかしました?」と聞いてきたので、首を横に振りながら「いえ。今日は良い体験をさせていただきました。ありがとうございました」と伝えた。やはり誰かと拳を交える実戦の方が、より高みへと登れるのだと認識できた良い経験だった。

「そうか。まぁそこまで言ってもらえたんなら御の字だろう。な、ヴィヴィオ?」

「うんっ! 負けちゃったけど、ルシルさんとの特訓が無駄にならなくて良かった♪」

「ルシルさん・・・?(ルシルさん・・・。っ、ルシリオン・セインテスト・・・一等空尉・・・!)」

オーディンさんとエリーゼ卿の間に生まれた双子の末裔はシュテルンベルク家として、現代に生きています。そしてセインテスト一尉は、セインテスト家の直系であると伺っています。

「あ、僕のお父さ――父です。ルシリオン・セインテスト。この4週間・・・というか、そのうちの1週間くらいだけど、父がアインハルトさん役としてヴィヴィオと猛特訓をしていたんです」

フォルセティさんの話に私はすべてを理解した。管理局の中でも10本の指に入るであろう空戦SS+の魔導騎士。そんな方と実践すれば、あの幼さであれ程までに強くなってもおかしくない。悔しいという感情より真っ先に羨ましいと思ってしまう。私もセインテスト一尉と拳を交えれば、さらなる高みへと行けるはず。そしていつかは超えたい。

「そうですか・・・。ところで――」

そこまで言いかけた時、ノーヴェさんが「ちょい待ち。もう良い時間だ。続きは昼を食いながらにしようぜ」そう提案しました。

†††Sideアインハルト⇒ヴィヴィオ†††

最初は断っていたけどイクスからの熱烈?なお昼ご飯のお誘いに、アインハルトさんもとうとう折れてお誘いに応じてくれた。というわけで、わたし達はストライクアーツ練習場内にある休憩スペースへとやって来た。空いてるテーブル席に就いて、わたしとフォルセティは「じゃーん♪」とお弁当箱を広げた。コロナ達が「わぁ!」って歓声を上げてくれた。

「なのはママと♪」

「お母さんの♪」

「「特製弁当〜♪」」

なのはママとはやてさんお手製のお弁当・・・と言っても3段重ねの重箱(計6箱だ
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