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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十二話 機動六課のある休日 5
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ガジェットを撃墜しながら突き進むアスカとギンガ。

先を急ぐためにギンガが取った方法とは?

そして現れる新たな敵は?





魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。





outside

地下水路では、アスカとギンガの戦闘が続いていた。

「こっちだ!鉄クズ!」

アスカがガジェットの注意を引いている隙に、

「はぁぁぁぁぁぁ!」

ギンガがリボルバーナックルでガジェットを撃破する。

アスカがガジェットの攻撃を一身に受け、ギンガが攻撃するというコンビネーションが見事にハマっていた。

「すげぇな……スバルと同じような攻撃なのに、洗練度が違う」

アスカは、ギンガの戦いっぷりを見て感心する。

(防御が上手い。スバルの言う通りね、戦いやすいわ)

ギンガもアスカの防御テクニックを見て、スバルの言っていた事を納得していた。

二人は瞬く間にガジェットを殲滅した。

周囲の安全を確認した時に、ティアナから通信が入る。

「アスカ、ガジェットが出たみたいだけど大丈夫?」

「コッチは問題ない。心強い援軍がいるからな」

「援軍?誰かいるの?」

ギンガが合流している事を知らないティアナが聞き返してくる。

アスカはギンガにも通信回路を渡す。

「ティアナ、久しぶりね」

「ギンガさん!」「え?ギン姉!」

思いも寄らない人物の登場に、ティアナとスバルが声を上げる。

「挨拶は後でね。ティアナがフォワードのリーダーでしょう?従うから指示をくれるかな?」

「は、はい!ひとまず、南西のF−94区画を目指してください。途中で合流しましょう。アスカ、いいわね!」

「F−94……ラピ、ナビゲート」

《了解》

アスカが前に出る。

「先行します。ついてきてください」

「うん、分かった」

ガジェットの反応に気をつけながら、二人は走り出す。

途中、何回かガジェットとの戦闘になったが、ギンガとのコンビネーションで難なく突破するアスカであった。

「でも、これじゃ時間が掛かるわね」

後ろを走るギンガがそう口にする。

「しょうがないですよ。近道でもあれば良いんでしょうけど」

何気なくアスカが答えるが、ギンガは何か閃いたようだ。

「近道……そうか!アスカ、ストップ!」

ギンガが急にアスカを止める。

「え?どうしたんですか?」

突然止めれたアスカが振り返る。

「近道がなければ、作ればいいじゃない」

と何やら晴れやかな笑みを浮かべて、ギンガはリボルバーナックルを高速回転させる。

ギュイイィィィィィィィィィン!

「え?何を……」

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