暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十二話 機動六課のある休日 5
[9/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
通り過ぎて行ったのを感じる。
だが、それは目視では確認できなかった。
アスカ達が戸惑っている隙に、正体不明の音はキャロに迫っていた。
空中に四つの魔力弾が現れる。それに気づくアスカ。
「キャロ!危ない!」
アスカが叫んだが、間に合わなかった。
魔力弾がキャロの足下目掛けて放たれる。
「きゃあっ!」
着弾した魔力弾の衝撃で吹き飛ばされるキャロ。その時にレリックのケースを手放してしまう。
「であぁぁぁぁぁぁ!」
最初に反応したエリオが、舞い上がった水煙を切り裂いて強襲者に斬りかかる。
霧状になった水分のおかげで、見えなかった強襲者のシルエットが見えたのだ。
交差するエリオと強襲者。
「くっ!」
鋭い痛みが、エリオの左頬を走る。
キャロの近くに着地したエリオの左頬から血が滴る。
「エリオ君!」
叫び声を上げるキャロを背中に回し、エリオが強襲者を睨む。
それまで不可視だった強襲者は、もう姿を隠す必要が無いと考えたのか、敵は自ら姿を露わにした。
「人……じゃない?」
その強襲者を見たアスカが固まる。
スバル、ギンガも同様に強襲者を見ていた。
黒い鎧のような外骨格に四つの目。人型はしているが、明らかに人間とは違う生命体。
その強襲者がエリオと対峙している。
「……」
フォワードメンバー全員が強襲者に注意を向けている時に、もう一つの人影がレリックのケースに近づいた。
召喚士の少女、ルーテシアだ。
ルーテシアは黙って、そのままケースを拾い上げる。
「あっ!」
それに気づいたキャロがルーテシアに駆け寄ろうとしたが、
「邪魔」
ルーテシアは抑揚のない声で呟き、キャロに向かって左手を突き出す。
「あぁっ!」
咄嗟にバリアを張るキャロだったが、ルーテシアの放った魔力弾がそれを打ち破った。
「キャロ!」
弾き飛ばされたキャロを抱き留めるエリオだったが、勢いは止まらずに二人とも壁に叩きつけられてしまう。
壁がヘコみ、エリオとキャロが崩れ落ちる。
「てめぇ!」
アスカがエリアルダッシュでルーテシアに迫るが、強襲者がその間に入ってくる。
「どきやがれ!」
ラピッドガーディアンで攻撃するアスカだが、強襲者はその一撃を受け止める。
「アスカ、どいて!」
スバルの声に反応したアスカはすぐに強襲者から離れる。
「うおぉぉぉぉぉぉ!」
スバルが蹴りを放つが、強襲者は身を翻して躱す。
一瞬、スバルと強襲者の視線が火花を散らす。
「はあぁぁぁぁぁぁぁ!」
ギンガが連続で攻撃を加える。
これは避けきれないと判断したのか、強
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ