暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十二話 機動六課のある休日 5
[3/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
スバル達は壁を背にし、キャロを中心に置くようにフォーメーションを組んだ。





空でも戦闘は開始されていた。

なのは、フェイトが次々にガジェットを落としていく。

その様子を、はやては司令室から見ていた。

「スターズ1、ライトニング1、共に2グループ目を撃破!順調です!」

「スターズ2とリイン曹長も、1グループ目を撃破です!」

アルト、シャーリーが戦況を報告する。

「各員、次の攻撃に備えよ!レリックへの陽動なら、このくらいでは終わらへんよ!」

まだ終わりの見えない戦闘に、はやては油断なく目を光らせた。





1グループ目を撃破したヴィータとリイン。

ヴィータは軽くグラーフアイゼンを振るう。

「おし!いい感じだ!」

「リインも絶好調です!」

妹の頑張りに、ヴィータの顔がほころぶ。

「ガンガン行くぞ。さっさと片づけて、他のフォローに回らねぇと」

「はいです!あっ!」

ヴィータに元気よく答えたリインの視界に、何かが小さく写った。

「あれは!」

その方向を指さすリイン。

「ん……増援!?」

大量の飛行型ガジェットが編隊を組んで向かって来ているのを、ヴィータは目撃した。





なのはとフェイトは、背中合わせでガジェットと対峙していた。

「この反応!」

「くっ!」

それまでのガジェットの反応との違いに気づいて、なのはとフェイトは歯噛みする。





戦闘現場より遙かに離れた海上で、一人の女性が宙に浮かんでいた。

足下には、魔法陣のようなテンプレートが浮かび上がっているが、それはミッドチルダ式でも新旧ベルカ式のどれでもない。

「うふふ、クアットロのインヒュレーントスキル、シルバーカーテン。嘘と幻のイリュージョンで回ってもらいましょ」

スカリエッティか誇る戦闘機人のNo.4。

クアットロは楽しそうに唇を歪める。

クアットロが持つIS、シルバーカーテンは、魔法で言う所の幻術。

だがそれは、人間の目だけではなく、センサー、レーダーすらも欺く超高度な幻である。

「精々あがいてくださ〜い」

邪悪な笑みを浮かべて、クアットロは幻のガジェットを送り続けた。





突如、司令室のレーダーが捉えていた敵影が爆発的に増加した。

「航空反応増大!これ……ウソでしょ!」

そのデタラメな増え方にアルトが絶句する。

「何なんだ、これは!」

あり得ない敵機の数に、グリフィスも思わずつぶやく。

「波形チェック急いで!誤認じゃないの!?」

「問題ありません!どのチェックも実機としか出ません!なのはさん達も目視で確認できるって
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ