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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十二話 機動六課のある休日 5
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スバル達は壁を背にし、キャロを中心に置くようにフォーメーションを組んだ。
空でも戦闘は開始されていた。
なのは、フェイトが次々にガジェットを落としていく。
その様子を、はやては司令室から見ていた。
「スターズ1、ライトニング1、共に2グループ目を撃破!順調です!」
「スターズ2とリイン曹長も、1グループ目を撃破です!」
アルト、シャーリーが戦況を報告する。
「各員、次の攻撃に備えよ!レリックへの陽動なら、このくらいでは終わらへんよ!」
まだ終わりの見えない戦闘に、はやては油断なく目を光らせた。
1グループ目を撃破したヴィータとリイン。
ヴィータは軽くグラーフアイゼンを振るう。
「おし!いい感じだ!」
「リインも絶好調です!」
妹の頑張りに、ヴィータの顔がほころぶ。
「ガンガン行くぞ。さっさと片づけて、他のフォローに回らねぇと」
「はいです!あっ!」
ヴィータに元気よく答えたリインの視界に、何かが小さく写った。
「あれは!」
その方向を指さすリイン。
「ん……増援!?」
大量の飛行型ガジェットが編隊を組んで向かって来ているのを、ヴィータは目撃した。
なのはとフェイトは、背中合わせでガジェットと対峙していた。
「この反応!」
「くっ!」
それまでのガジェットの反応との違いに気づいて、なのはとフェイトは歯噛みする。
戦闘現場より遙かに離れた海上で、一人の女性が宙に浮かんでいた。
足下には、魔法陣のようなテンプレートが浮かび上がっているが、それはミッドチルダ式でも新旧ベルカ式のどれでもない。
「うふふ、クアットロのインヒュレーントスキル、シルバーカーテン。嘘と幻のイリュージョンで回ってもらいましょ」
スカリエッティか誇る戦闘機人のNo.4。
クアットロは楽しそうに唇を歪める。
クアットロが持つIS、シルバーカーテンは、魔法で言う所の幻術。
だがそれは、人間の目だけではなく、センサー、レーダーすらも欺く超高度な幻である。
「精々あがいてくださ〜い」
邪悪な笑みを浮かべて、クアットロは幻のガジェットを送り続けた。
突如、司令室のレーダーが捉えていた敵影が爆発的に増加した。
「航空反応増大!これ……ウソでしょ!」
そのデタラメな増え方にアルトが絶句する。
「何なんだ、これは!」
あり得ない敵機の数に、グリフィスも思わずつぶやく。
「波形チェック急いで!誤認じゃないの!?」
「問題ありません!どのチェックも実機としか出ません!なのはさん達も目視で確認できるって
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