妖精の心臓
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「妖精の尻尾正式に復活を祝して・・・」
「「「「「乾杯ー!!」」」」」
グラスを片手にビールを煽る皆さん。その中心には帰ってきたマスターがいる。
「おかえりマスター!!」
「あれ?マスターはエルザだからえーと・・・」
「マカロフさん!!」
「なんか締まらねぇな」
ずっとマスターと呼んでいたから名前で呼ぶのは違和感がある。以前は俺も名前で呼んでた時もあったけど、どうにも違和感が拭えない。
「マスターでよい、私は辞退する」
「じゃあマスター!!あらためておかえりー!!」
「おかえり〜」
「アスカちゃーん」
エルザさんの一言で正式にマスター呼びが認可された。そのマスターにアスカちゃんが駆け寄っていくと、マスターはデレデレと鼻の下を伸ばしている。
「8代目ってことになるのか?」
「マスターやるの3回目ってこと!?何回生き返ってるの!?」
「死んでないし」
ラキさんは何度もマスターとして戻ってくるマスターに頭が追い付いていないようでキナナさんに突っ込まれていた。
「こうなったら死ぬまでやってやるわい」
「それぞ漢!!」
「それ・・・前にも聞きましたよ」
「あははははは!!」
ギルダーツさんから6代目を言い渡された時と同じことを言っているらしいマスター。その周りでは、大宴会が始まろうとしていた。
「酒だ酒ー!!」
「「「「「飲むぞー!!」」」」」
カナさんを中心とした大酒のみグループはすでに出来上がっており顔が真っ赤になってきている。その横では落ち着いた雰囲気に人たちもいたけど・・・
「それにしてもお前ら青い天馬にいたとはな」
「接客の仕事も悪くない」
「まぁ、ボロ酒場の方が落ち着くけどな」
グレイさんにワインを注いでいるフリードさんとビッグスローさんがそう言う。すると、ジュビアさんから細やかな質問が投げ掛けられた。
「ラクサスさんもやったんでしょうか?その・・・いわゆる“おもてなし”というものを・・・」
「たまにはね・・・くぷぷ・・・これがまたウケるのよ・・・」
「余計なことぁ言わんでいい」
|青い天馬の売りといえばホスト風の店内らしく接客が中心になってくる。それを無愛想なラクサスさんがやってたとなると、それだけで面白い。
「そういえばソラノと連絡とれたの?」
「ああ・・・かなりプンスカしてたが・・・」
「そりゃ怒るよね〜」
俺たちのことを救出するために海中で待っていたソラノさんは結局そのまま1人で帰ることになったらしく相当怒っていたらしい。その隣ではリリーとハッピーがその走る神殿のことで盛り上がっていた。
「お前も乗り物ダメになっちまったのか」
「はい・・・」
「これで全滅にな
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